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「第27回UBEビエンナーレ」野外彫刻設置作業公開中─終了しました
本州西端の山口県南西部に位置し、瀬戸内海に面する宇部市。瀬戸内有数の臨海工業地帯があるまちとして知られていますが、市民一丸となったまちづくりが実践されているまちでもあります。
特に彫刻によるまちづくりは、戦後の復興期、まちの美化と心の潤いを目指す「緑化運動」「花いっぱい運動」が展開される中で、自然と人間との接点としてまちに彫刻を置こうという「宇部を彫刻で飾る運動」から始まりました。1961年には大規模な彫刻展「宇部市野外彫刻展」が開催され、名称を変えながらも2年に一度のビエンナーレ方式で開催を続け、2011年、50周年を迎えました。21世紀に入ってから国際展形式を取り入れ、海外作品も積極的に募集した結果、「UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」は世界で最も歴史のある野外彫刻の国際コンクールとなっています。
今年も、10月1日(日)~11月26日(日)に「第27回UBEビエンナーレ」が、ときわミュージアムUBEビエンナーレ彫刻の丘で開催されます。それに向け、8月25日(金)まで世界29ヵ国から応募があった277点の作品のうち、一次審査で選出された18点が、模型の約10倍の大きさで実制作される様子が公開されます。
大型の重機を用いたダイナミックなものや作家による地道な作業を伴うものなど、この暑さの中、真摯に作品に向き合うアーティストたちの様子を間近に見ることができます。
8月5日(土)には、出品作家から作品についての話を伺う「アーティストトーク」も開催されます。
会場のときわ公園では、8月31日(木)まで、デジタルアート「チームラボ 宇部市ときわ公園2017 呼応する森と彫刻」が開催されています。チームラボは、プログラマ・エンジニア、数学者、建築家、デザイナー、アニメーター、絵師など、様々なスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団で、世界のアート誌から「今もっとも面白いアート集団」と高い評価を受けています。昨年の夏大好評だった「呼応する森」に引き続き、会場エリアを拡大し「呼応する森と彫刻」として開催されています。こちらもお見逃しなく。
<「第27回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」の開催概要>
29の国と地域から応募された277点の作品の中から選ばれた18点の野外彫刻が、広大な湖に面した会場に展示されます。
◆会期:2017年10月1日(日)~11月26日(日)
◆会場:ときわミュージアム UBEビエンナーレ彫刻の丘(宇部市大字沖宇部254番地/ときわ公園内)
◆アクセス:JR「新山口駅」から路線バス特急便で30分「ときわ公園 入口」下車、またはJR宇部線で30分「JR常磐駅」下車、徒歩15分。山口宇部空港からタクシーで5分
◆入場料:無料
<「第27回UBEビエンナーレ 野外彫刻設置作業」の概要>
模型作品から選ばれた実物制定指定作品18作品が模型の約10倍の大きさで実制作され、その設置・制作作業を見ることができます。
◆設置制作期間:7月25日(火)~8月25日(金)
◆会場:ときわミュージアム UBEビエンナーレ彫刻の丘(宇部市大字沖宇部254番地/ときわ公園内)
◆入場料:無料
<主なイベント>
★アーティスト トーク★
出品作家のお話を伺います。
日時:8月5日(土) 16:00~17:00
会場:UBEビエンナーレ彫刻の丘
申込:事前申込不要
<「チームラボ 宇部市ときわ公園2017 呼応する森と彫刻」の開催概要>
チームラボの「自然が自然のままアートになる、街が街のままアートになる」アートプロジェクト作品。ときわ公園の湖畔の森の木々と彫刻がライトアップされ、人がその近くを通ると、光の色が変化し音色を響かせます。
◆開催期間:7月14日(金)~8月31日(木)
◆時間:19:00~22:00
◆場所:ときわ湖水ホール南側桜山付近
◆料金:一般500円、高校生以下無料(小学生以下保護者同伴)
◆主催:宇部市
詳細は、宇部市「ときわ公園」の公式HPをご覧ください。
<写真提供>
宇部市(共同通信PRワイヤーより)