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2022.04.18
| 文化・芸術活動自慢 山形県

最上三十三観音、12年に一度の御開帳「子歳連合御開帳」

最上三十三観音 第10番上ノ山観音(真言宗 水岸山 観音寺)/写真提供:写真AC

山形県には「やまがた出羽百観音」と呼ばれる最上、庄内、置賜の3つの三十三観音があります。

山形県の北部、最上地域の最上札所の起こりは室町時代とされ、最上札所の札所名は、他の霊場の寺院名と異なり、集落の名称になっています。観音堂のある地域(集落)の住民が、観音像をまつるようになり、観音堂を建て、観音講が開かれるようになるなど、観音堂が集落住民の心のよりどころになっていったことから自然と地域名で呼ばれるようになったとされています。最上地方は、古くから観音信仰が厚く、巡礼が盛んな土地でした。

最上三十三観音では、子歳に「子歳連合御開帳」が開かれています。2020年の子年は新型コロナウイルス感染症の影響により、2年延期となり、今年2022年に開催されることになりました。

通常、秘伝とされているご本尊や宝物を拝観することができる12年に一度のチャンスです。

御開帳記念として、特別印(第4印)、記念散華、記念御影(おすがた)が用意されています。期間は5月1日(日)から10月31日(月)まで、巡礼と併せて季節ごとの美しい山形の景色をお楽しみください。

 

<最上三十三観音「子歳連合御開帳」について>

■期間:2022年5月1日(日)~10月31日(月)

■参拝時間(原則):7:00~17:00

■場所:最上三十三観音

 

<御開帳記念>

☆特別印(第4印)☆
ご朱印はお寺に写経を収めた際の証としていただく印で、第3印までが通例。今回は、御開帳を記念して期間中のみ34ヶ寺オリジナルの特別印(第4印)が授与されます。

 
☆記念散華(さんげ)☆
観音様が人の近くに現れるとき、天空より花びらを降らせるという故事から、堂内や境内に「供養散華」(花びら)が散らされます。祈りをした人々に安らぎを与えるだけでなく、厄災や邪気を退散させる不思議な力があると言われています。

 
☆記念御影(おすがた)☆
観音様の御影そのものを表す「御影(おすがた)」が参拝記念として授与されます。記念御影は秘仏の観音様を参拝できたご縁の証として授与されるもので、ご開帳名やゆかりの高僧、ご詠歌まで示された貴い御影となります。

 
☆最上三十三観音限定ご朱印帳☆
御影入り。主な札所で扱っています。
価格:1500円

 
札所一覧など詳細は、最上三十三観音の公式サイトをご覧ください。
https://www.mogami33.com/index.html

 

<写真提供>
写真のフリー素材サイト 写真AC
https://www.photo-ac.com/

 

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