まち自慢.net

2021.10.08
| 文化・芸術活動自慢 山形県

「南陽の菊まつり」今年も開催

大輪の菊/写真提供:南陽市(共同通信PRワイヤー)

山形県南陽市は、1967(昭和42)年4月1日に赤湯町、宮内町、和郷村の2町1村が合併して生まれた県内で最も若い市です。

東に奥羽山脈を控え、南から西にかけて吾妻山系と飯豊(いいで)山系に囲まれた山形県南部の置賜(おきたま)盆地に位置し、北部は山地で南に沃野が開け、気候にも恵まれています。市としては若いですが、開湯900年余の伝統ある赤湯温泉や宮内熊野大社など歴史と伝統のある観光資源が数多くあります。

上杉藩時代(17世紀初期)からはじまった「南陽の菊まつり」は、1912(大正元)年に初めて菊人形が宮内の料亭に飾られ、翌1913(大正2)年には第1回の菊花品評会が開かれました。菊人形を飾る菊まつりとしては、全国で最も早く開催されたのです。その技は菊人形師の菊地家に代々継承されで、現在は3代目の菊地直哉氏が南陽の菊人形を手掛けています。

一世紀以上にわたって継承されてきた菊人形師の技と、長年積み重ねてきた菊花の栽培技術を有する南陽市は、「菊のまち」をキャッチフレーズに掲げ、「菊」が市の花に制定されています。

昨年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、菊花品評会が中止され、熊野大社周辺のみでの縮小開催となりましたが、今年は2年ぶりに2会場で「南陽の菊まつり」が開催されます。

10月8日(金)から18日(月)は宮内会場(熊野大社周辺)で、「菊とアートが織りなす現代美」をテーマに、10月19日(火)から11月7日(日)は花公園会場(南陽市中央花公園)で、「最古の歴史が紡ぐ伝統美」をテーマに開催されます。

両会場とも入場無料です。感染対策をした上でお出かけください。

 

<宮内会場(熊野大社周辺)>

「菊とアートが織りなす現代美」をテーマに、日本三熊野の一つである熊野大社の境内と参道を菊のフラワーアートで装飾するほか、菊人形とフラワーアートのコラボレーション作品「太々神楽」を展示
■開催期間:2021年10月8日(金)~10月18日(月)
■開催時間:9:00~16:00
■会場:熊野大社(山形県南陽市宮内3476-1)
■アクセス:東北中央自動車道南陽高畠ICから車で約12分、赤湯温泉から車で約9分

 

<花公園会場(南陽市中央花公園)>

「最古の歴史が紡ぐ伝統美」をテーマに、伝統的な菊人形「NHK大河ドラマ 青天を衝け」の展示や南陽市菊花展を開催
■開催期間:2021年10月19日(火)~11月7日(日)
■開催時間:9:00~16:00
■会場:南陽市中央花公園(山形県南陽市三間通1096)
■アクセス:東北中央自動車道南陽高畠ICから車で約11分、赤湯温泉から車で約6分

詳細は「南陽市の菊まつり」の公式HPをご覧ください。
https://nanyo-kiku.jp/

 
<写真提供>
南陽市(共同通信PRワイヤーより)

  • mixiチェック
↑