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伝統の大菊と菊人形、現代フラワーアートも楽しめる「第107回南陽の菊まつり」─終了しました
山形県南陽市は、1967(昭和42)年に赤湯町・宮内町・和郷村の2町1村が合併して誕生しました。
北に丘陵、南に沃野が開け、開湯900年余の伝統ある赤湯温泉や宮内熊野大社、「鶴の恩返し」の伝説が伝わる漆山地区など豊富な観光資源に恵まれ、山形新幹線や国道13号・113号が走る県南の要衝の地です。
17世紀初期の上杉藩時代から始まった菊づくりでは、1912(大正元年)に初めて菊人形が宮内の料亭に飾られ、翌1913(大正2)年には、第1回菊花品評会が開かれるようになりました。
以来、菊人形を飾る「菊まつり」が開催され、全国一の歴史を誇っています。菊地家には一世紀以上にわたって代々菊人形師としての技が伝わり、現在、3代目の菊地直哉氏が南陽の菊人形を手掛けています。
今年も「第107回南陽の菊まつり」が10月4日(金)から11月10日(日)まで開催されています。
菊栽培の歴史と伝統、技術を継承する「菊花展」と「菊人形」が並ぶ花公園会場と、西洋菊が現代的にデザインされたフラワーアートが楽しめる宮内会場との2会場構成で開催されます。
<「第107回南陽の菊まつり」の開催概要>
◆入場料:無料
◆主催:菊まつり実行委員会(事務局:南陽市商工観光課)
★宮内会場★
宮内熊野大社と熊野大社門前通りを会場に、全国のフラワーデザイナーが手掛けるフラワーアートを中心に作品を展示。屋外を会場としたフラワーアートの展示は全国的にも珍しく、熊野大社の静寂の中に華やかに映える現代フラワーアートの技を堪能できます。
◆開催期間:2019年10月4日(金)~10月18日(金)
◆開催時間:9:00~16:00
◆会場:宮内会場(山形県南陽市宮内3476-1)
◆アクセス:東北自動車道「南陽高畠IC」から車で約16分、赤湯温泉から車で約15分
◆主なイベント
□「フラワーアートライトアップ」:10月12日(土)~14日(月・祝)17:00~20:00
熊野退社境内に飾られたフラワーアート作品をライトアップ
□「菊見酒~菊花の宴~」:10月12日(土)16:00~19:00
ライトアップされた作品とともに、地元酒蔵“東の麓酒造”の限定酒をお楽しみください。菊まつりの原点“菊花の宴”にちなんだイベントです。
□「いちょうマルシェ×COFFEE DAY OUT」:10月14日(月・祝)10:00~16:00
例年、熊野大社を会場に開催されていた2つのマルシェが菊まつりに合わせて初めてコラボレーション。門前通りが歩行者天国として開放され、32店舗が出店します。
★花公園会場★
中央花公園を会場に107回の歴史と伝統を伝える菊花展と菊人形が並びます。菊人形の場面は「万葉集 梅花の宴」。“令和”の引用元となった万葉集の和歌「梅花の歌」をイメージした場面が展開されます。南陽菊花会会員による南陽市菊花品評会と山形県内の菊花栽培愛好者による山形県菊花品評会が同時に開催され、総合花壇や玉菊山も含めた絢爛豪華な菊花の数々が展示されます。
◆開催期間:2019年10月19日(土)~11月10日(日)
◆開催時間:9:00~16:00
◆会場:花公園会場(山形県南陽市三間通1096)
◆アクセス:東北自動車道「南陽高畠IC」から車で約13分、赤湯温泉から車で約6分
◆主なイベント
□「南陽宣隊アルカディオン×NANちゃんYOちゃんショー」:10月19日(土)10:00~11:00
南陽市のご当地ヒーロー南陽宣隊アルカディオンとご当地キャラクターNANちゃんYOちゃんによるコラボレーションショー。
□「菊まつり大物産フェア」:10月26日(土)、27日(日)9:00~16:00
南陽市と交流のある新潟県燕市、大阪府泉佐野市、岩手県釜石市漁協による物産フェア。各市の特産品のほか、いも煮の提供や南陽市の地酒・ワインの販売も。
□「南陽市・山形県菊花品評会審査会」:10月30日(水)9:00
内閣総理大臣賞をはじめ、各受賞者が決まります。
詳細は、「南陽の菊まつり」の公式HPをご覧ください。
https://nanyo-kiku.jp/
<写真提供>
南陽市菊まつり実行委員会(共同通信PRワイヤーより)