まち自慢.net
2020.03.25
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まちづくりプロジェクト自慢
富山県
「富山 つながる、ひろがる。」富山駅路面電車南北接続開業!
未来的デザインで人気の路面電車ポートラムの開業や、市内路面電車の環状線化などコンパクトシティ政策によるまちづくりを進めてきた富山市。
路面電車の南北直通運転および富山駅の南北・東西を結ぶ自由通路の整備が課題でしたが、2020年3月21日、北陸新幹線とあいの風とやま鉄道線の高架化に伴い、岩瀬方面へ向かう北側の路面電車と五福や南富山方面へ向かう南側の路面電車が富山駅で接続し、路面電車の南北直通運行が開始されました。これにより、明治41年以来、富山駅をはさんで南北に分断されていた市街地が一体化する「市民100年の夢」が実現されました。
富山駅を舞台とした新幹線と路面電車のコラボレーションは、世界でも珍しい高速鉄道とLRT(次世代型路面電車システム)の接続の実現で、公共交通を軸としたコンパクトなまちづくりのシンボルとなるものです。
これに伴い、富山駅高架下の路面電車走行空間に、「ガラスの街とやま」ならではの大小様々な工芸ガラスを組み合わせたトランジット・ライティング・ウォールが設置されました。「山と海の文化 その融合」をコンセプトに、新幹線側は立山連峰をテーマとした緑色を基調とするガラス、在来線側は富山湾の海をテーマとした青色を基調とするガラスが使われ、富山の大自然を表現しています。
路面電車の利便性が向上し、富山駅の交通結節機能が強化されて、高齢者の外出機会の増加をはじめ、中心市街地の賑わいの創出につながることが期待されています。
詳細は、富山駅路面電車南北接続イベント特設ホームページをご覧ください。
<写真提供>
富山市(共同通信PRワイヤーより)