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幸せを願う「まるまげ祭り」「ごんごん祭り」─終了しました
富山県の西北、能登半島の東側付け根部分に位置する氷見市は、日本海側有数の氷見漁港を有し、四季を通じて156種類もの魚が水揚げされ、初夏の「マグロ」、冬の「寒ブリ」、「氷見いわし」が広辞苑にも掲載されるほど有名です。
ここには、独身の女性たちが人妻の象徴である「丸まげ」を結って幸せを祈る「まるまげ祭り」という祭りがあります。
かつて花街の芸妓さんが年に一度の休日を利用して、「丸まげ」を結って千手寺に幸せな結婚を願ってお参りしたことが由来と伝えられ、今では、一般公募で全国から参加する女性たちが、丸まげ姿で春の氷見のまちなかを練り歩くお祭りとなっています。今年の開催は4月17日(水)。
花笠童子を先頭に、太鼓台や稚児、神輿に続き、毎年60名ほどの丸まげを結った着物姿の女性たちが華やかな行列を作り、千手寺まで練り歩く様子はほかでは見られません。越中最古のお寺・千手寺で、延命、滅罪、良縁成就などのご利益がある観音様にお参りした後、護摩法要が行われます。
まるまげ祭りと同じ4月17日に行われる「ごんごん祭り」は、江戸時代初期、大干ばつに苦しんだ農民たちが上日寺(じょうにちじ)住職と雨ごいをしたところ、雨が降り、雨ごい成就を喜んだ農民たちが上日寺の釣り鐘を「ごんごんごん」と連打したことから名づけられたお祭りで、祭り期間中は誰でも鐘をつくことができます。翌18日には、市内外の力自慢が50㎏の丸太を担いで、釣鐘を打ち鳴らして力自慢を競う「ゴンゴン鐘つき大会」も開催されます。
<「まるまげ祭り」の開催概要>
◆開催日:2019年4月17日(水)
◆場所:氷見市比美町商店街~千手寺(富山県氷見市幸町13-4)ほか
◆開催時間:13:30御旅所出発~15:00千手寺到着予定
◆アクセス:JR氷見線「氷見駅」から徒歩12分
<「ごんごん祭り」の開催概要>
◆開催日:4月17日(水)~18日(木)
◆場所:上日寺(氷見市朝日本町16-8)
◆アクセス:JR氷見線「氷見駅」から徒歩15分。バス「氷見市民会館前」から徒歩5分
◆ゴンゴン鐘つき大会:
開催日時:4月18日(木)18:30~
場所:上日寺 鐘つき堂
内容:約50㎏の丸太を担ぎ、制限時間1分間でついた回数や音色の良さを競う
賞品:優勝/氷見牛1㎏相当、準優勝/地酒セットなど
参加方法:当日飛び入り参加可。
いずれも詳細は、氷見市の観光ポータルサイト「きときとひみどっとこむ」をご覧ください。
<写真提供>
氷見市
「きときとひみどっとこむ」