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「文京さくらまつり」開幕、小石川後楽園のシダレザクラの開花も間近─終了しました
東京都文京区、江戸時代に松平播磨守の上屋敷があり、千川が流れる低地一帯には「播磨田んぼ」が広がっていたことから、ここにあった坂道は「播磨坂」と呼ばれるようになりました。
第二次大戦後、戦災復興事業における付近一帯の土地区画整理によって、都市計画道路環状三号線の一部として作られた道路が、計画変更されて拡幅され、1960(昭和35)年、「全区を花でうずめる運動」によって桜の若木が植えられ、地元の人々の手で育てられて桜並木へと成長しました。ソメイヨシノを中心とし、淡い黄緑色で八重咲きの鬱金(うこん)桜などの珍しい桜も見られます。
播磨坂の桜並木では、1971(昭和46)年度から「文京さくらまつり」が行われるようになり、毎年多くの人で賑わいます。今年も3月23日(土)から4月7日(日)まで「第48回文京さくらまつり」が開催されます。
3月30日(土)、31日(日)は、道路が歩行者天国となりパレードなどが行われるイベントデーとなります。
また、文京区内の都立公園「小石川後楽園」は、水戸徳川第二代藩主・光圀公の時代に完成した庭園で、国の特別史跡・特別名勝に指定されています。随所に中国の名所の名前がつけられた景観を配した「回遊式築山泉水庭園」です。シダレザクラ、ヤマザクラ、ソメイヨシノなど33本の桜が植えられ、こちらも桜の名所となっています。
<「第48回文京さくらまつり」の開催概要>
◆開催日時:2019年3月23日(土)~4月7日(日)
◆会場:播磨坂さくら並木(東京都文京区4丁目、5丁目境)
◆アクセス:東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」から徒歩7分。都バス都02、都02乙「小日向四丁目」から徒歩1分、文京区コミュニティバスB-ぐる(目白台・小日向ルート)「播磨坂」目の前、「共同印刷」から徒歩3分
イベントの内容など詳細は、文京区観光協会の公式HPをご覧ください。
<「小石川後楽園」の概要>
◆場所:東京都文京区後楽1-6-6
◆営業時間:9:00~17:00
◆アクセス:JR・東京メトロ「飯田橋駅」から徒歩8分
◆入園料:大人300円、65歳以上150円、小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料
詳細は、東京都公園協会「小石川後楽園」のHPをご覧ください。
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index030.html
<写真提供>
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