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まるで白鷺のような花、「サギソウまつり」国営昭和記念公園で─終了しました
サギソウは日当たりのよい低地の湿地に生える球根性のラン。日本の固有種で江戸時代初期には、栽培された記録が残されています。純白の花は、唇弁(しんべん)の先端が3つに割れ、左右の裂片に多数の深い切れ込みがあって、空を飛ぶ白鷺のような姿をしています。
かつては日本各地にみられましたが、乱獲などが原因で生息地の減少が進み、今では「準絶滅危惧種」の一つに挙げられています。
東京都立川市の国営昭和記念公園では、1997(平成9)年に「水鳥の池」の北側に約30㎡の仮設花壇を設け、「多摩サギ草愛好者の会」を中心に行われたボランティア活動によって、約7000球の植栽が行われました。その後もボランティアの協力を得て、大切に栽培管理を続けてきた結果、今では約70,000球のサギソウが開花するようになりました。
今年も8月4日(土)から9月2日(日)まで、「サギソウまつり」が開かれ、サギソウ花壇の展示のほか、サギソウに関する写真の展示やサギソウクイズ、サギソウスタンプラリーが実施されます。
サギソウの開花期間は1週間ほどですが、昭和記念公園では、開花時期の異なる3種類を栽培しており、「サギソウまつり」の期間中次々と開花していきます。
<「サギソウまつり」の開催概要>
◆開催期間:2018年8月4日(土)~9月2日(日)
◆開園時間:9:30~17:30
◆場所:国営昭和記念公園内、西立川ゲート内正面、さざなみ広場、菖蒲田、花木園展示棟、渓流の池(トンボの湿地横)
◆アクセス:西立川ゲート(口)/JR青梅線「西立川駅」から徒歩約2分
<主なプログラム>
★サギソウ花壇の展示★
大花壇、風景花壇、立体花壇、寄せ植え作品、自生地風花壇など、さまざまな設えのサギソウ花壇が展示されます。
時間:10:00~15:00
場所:さざなみ広場、菖蒲田、渓流の池(トンボの湿地横)
★撮影用サギソウ鉢貸し出し★
写真撮影用のサギソウの鉢の貸し出し(さざなみ広場内のみ、園外持ち出し不可)
時間:10:00~14:30
場所:さざなみ広場
受付:当日随時
★サギソウ展★
サギソウに関する写真や作品の展示。サギソウクイズも
時間:9:30~閉園時間30分前まで
場所:花木園展示棟 展示室
★サギソウスタンプラリー★
園内のサギソウの見どころを巡るスタンプラリー。3箇所回るとポストカードのプレゼントが。さらに抽選で10名が3月に行われる『サギソウ栽培教室』に招待されます
時間:10:00~14:30
場所:西立川口前サギソウまつり本部テント前、花木園展示棟、さざなみ広場
詳細は、国営昭和記念公園の公式HPをご覧ください。
http://www.showakinen-koen.jp/
<写真提供>
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