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2020.09.04
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文化・芸術活動自慢
栃木県
特別天然記念物「ライチョウ」の雛公開
スナネコの子ども「アミーラ」と8月に生まれたその妹たちが公開されている那須どうぶつ王国では、環境省と公益社団法人日本動物園水族館協会が締結した生物多様性保全の推進に関する基本協定書に基づき、生息域外保全を目的として、国の天然記念物であり、国内希少野生動植物種であるライチョウを成育しています。
今年度、那須どうぶつ王国で野生復帰に資するために取り組んでいた、ライチョウの親鳥による自然繁殖に初めて成功し、現在2羽の雛が順調に育っています。また、人工繁殖による4羽の個体も順調に育っています。
那須どうぶつ王国では、広いスペースでの飼育に取り組むことで、より自然なライチョウの行動を誘発し、生態の観察を通して更なる科学的見地の集積を図ろうと、2020年9月3日から、人工繁殖による雛4羽を一般公開しています。
展示をすることで、ニホンライチョウをはじめとする絶滅危惧種の保全の取組みやニホンライチョウを育む山岳環境の重要性や保全について広く普及啓発し、理解を深めることを目指しています。
スナネコの赤ちゃん、ライチョウの雛ともに珍しい展示です。ご覧の際には、展示場のガラス面やロールカーテンに触れないように、雛たちを驚かさないようにご覧ください。
<ライチョウの人工繁殖個体の展示について>
◆日程:2020年9月3日(木)
◆公開時間:10:00~15:00
◆場所:那須どうぶつ王国内「保全の森」
詳細は那須どうぶつ王国の公式HPをご覧ください。
<写真提供>
那須どうぶつ王国(共同通信PRワイヤーより)