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国際避暑地・奥日光の原点「英国大使館別荘記念公園」開園
奥日光がなぜ世界的な観光地“NIKKO”となったか?NHKの「ブラタモリ」でも取り上げられていましたが、その原点となったのは、英国の外交官として、明治維新に大きな影響を与えたアーネスト・サトウが、奥日光の自然、ことのほか中禅寺湖を愛し、1896(明治29)年、湖畔の南岸に建てた山荘にあると言われています。山荘は後に英国大使館別荘となり、2008年まで利用されていました。
その後、2010年に栃木県へ寄贈され、120年の時を隔てて、2016年7月1日(金)から「英国大使館別荘記念公園」として一般公開されることになりました。
同園では、歴史や英国文化が展示されるほか、館内で紅茶やお菓子などが楽しめます。2階の広縁からは湖畔の風景を満喫できるなど、別荘として使われていた当時の雰囲気を感じとることができます。
四季の移り変わりがはっきりしていて、春夏秋冬、それぞれの季節を楽しむことができる日光・中禅寺湖畔には、英国大使館別荘だけでなく、イタリア大使館別荘、グラバー別荘跡地などもあり、日本最古の国際避暑地の趣きを堪能することができます。
なお、「イタリア大使館別荘記念公園」は、サービスの向上や国際避暑地の歴史や文化、自然についての理解を深める事業の実施のため、4月1日から観覧料が必要となっています。お得な両記念公園共通観覧券もあります。
<「英国大使館別荘記念公園」の概要>
◆オープン日:2016年7月1日(金)
◆所在地:栃木県日光市中宮祠2482
◆2016年開園期間:7月1日(金)~11月30日(水)
◆開園時間:9:00~17:00(11月11日~30日は9:00~16:00)
◆休園日:11月の月曜日
◆アクセス:JR日光線「日光駅」・東武日光線「日光駅」から東武バス中禅寺温泉または湯元温泉行きで約45分「中禅寺温泉」で半月山行きに乗り換え、約5分「イタリア大使館別荘記念公園入口」下車徒歩約5分
◆観覧料:大人200円、小人(4歳~中学生)100円。
イタリア大使館別荘記念公園との共通観覧券は、大人300円、小人150円
詳細は公益社団法人 栃木県観光物産協会の公式サイト「とちぎ旅ネット」をご覧ください。