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「ATAMIジャカランダフェスティバル2022」
南米産のノウゼンカズラ科の「ジャカランダ」は、初夏に紫色の花をブドウのように房状にさかせる美しい落葉高木です。
カエンボク(火炎木)、ホウオウボク(鳳凰木)と並んでシウンボク(紫雲木)と呼ばれ、世界三大花木の一つとされています。樹木が大きく成長しないと花が咲かないジャカランダは、日本では生育が難しいとされていますが、宮崎県の「ジャガランダの森」には約1000本のジャカランダが植えられています。
そして本州では、熱海の駅から近い海岸沿いの遊歩道にジャカランダが植えられています。1990年、熱海市の国際姉妹都市・ポルトガルのカスカイス市から贈られた2本が100本以上になったものです。
国道135号沿い(東海岸町「ジャカランダ遊歩道」から渚町「親水公園」間の歩道、および親水公園内)に、見上げる高さの高木と目線の高さの低木があります。約4000㎡の敷地内(延長340m、幅12~20m)に107本が植栽された国内都市部では最大級のジャカランダ遊歩道です。
日本での花期は6月と言われていますが、気候の関係から本土で花が咲くのは珍しく、熱海でも全く開花しない年もあったそう。開花した際もすべての木が花をつけるわけではなく、数本しか咲かない年やたくさん咲く木、ひと房しか咲かない木、全く咲かない木もあるのだとか。昨年の開花本数は8割超、今年はどうでしょうか?
熱海では、5月28日(土)~6月12日(日)に「ジャカランダフェスティバル2022」が開催され、期間中は遊歩道がライトアップされます。
ジャカランダの花言葉は「栄光」と「名誉」。また、「花が頭に落ちるとしあわせが訪れる」とも言われます。熱海に初夏の訪れを告げるジャカランダ、たくさん咲く姿を見てみたいですね。
<「ATAMIジャカランダフェスティバル2022」の開催概要>
■開催期間:2022年5月28日(土)~6月12日(日)
■ライトアップ時間:18:00~22:00 ※同時期に見ごろとなる糸川遊歩道のブーゲンビリアもライトアップされます
■場所:ジャカランダ遊歩道(静岡県熱海市東海岸町~渚町)
■アクセス:JR「熱海駅」から徒歩約20分。JR「熱海駅」から熱海港方面行バスで約5分「お宮の松」下車
詳細は、熱海市観光協会の公式観光サイト「あたみニュース」をご覧ください。
<写真提供>
熱海市公式フォトライブラリー