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蛇神のご加護で新年の幸運を‼ 滋賀県の巳年・蛇にゆかりのある神社巡り
2025年は巳年。蛇は古来より知恵や再生、財運を象徴する縁起の良い存在とされてきました。
びわ湖のもたらす水の恵みと歴史が薫る滋賀県には、蛇にまつわる伝説や水の神を祀る由緒ある神社が点在しています。それらの神社を巡って、一年の始まりを蛇神のご加護で迎え、巳年ならではの幸運と利益を授かる旅に出かけてみませんか。
<滋賀県で巳年・蛇にゆかりの神社>
★日吉大社(ひよしたいしゃ)
比叡山の麓に鎮座する、全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本山。境内には「大己貴神(おおなむちのかみ)」が祀られ、巳年には特に強い金運のご利益があるとされています。元日の朝5時から篝火の中で「大戸開神事」が行われます。
◆所在地:滋賀県大津市坂本5-1-1
◆アクセス:京阪電車 石山阪本線「阪本比叡山口駅」下車、徒歩約10分
◆入苑協賛料:大人500円、中高生300円、小学生以下無料
★勝部神社(かつべじんじゃ)
創建649(大化5)年。祭神が武神であったことから、近江国守護の佐々木氏の出陣の際、勝部神社の竹を旗竿にしたと伝えられています。現在の本殿は、戦国時代に佐々木高頼が再興し、国指定の重要文化財になっています。大晦日には年越しの大祓、元日には歳旦祭、1月3日に元始祭が行われます。
毎年1月第2土曜日には、県選別無形民俗文化財の「勝部の火まつり」が行われ、土御門天皇に取り憑いた「大蛇」を退治したところ病気が治癒したことから、大蛇に見立てた松明に一斉に火を放ち、燃え盛る炎の前で無病息災を願って褌姿の若者が乱舞します。滋賀県の三大火祭りの一つ。
◆所在地:滋賀県守山市勝部1丁目8-8
◆アクセス:JR琵琶湖線「守山駅」下車、西出口から徒歩約5分
WEB:https://www.katsube-jinja.info/
★百々神社(ももじんじゃ)
宇多天皇の時代、長命寺川に架かる橋の下に住む大蛇を宇多天皇の第八皇子・敦実親王が退治したことから社が建てられたとされています。建立当初は「どどじんじゃ」を呼ばれていましたが、織田信長が安土城の堀に百々橋(どどばし)という名の橋を架けたため、信長に遠慮して「ももじんじゃ」と呼ぶようになったとか。
◆所在地:滋賀県近江八幡市北津田町2-2
◆アクセス:JR琵琶湖線「近江八幡駅」から近江鉄道バス長命寺線「ユースホステル前」下車、徒歩約5分
★兵主大社(ひょうずたいしゃ)
神様が白蛇の姿で亀の背に乗り、鹿に守られながら琵琶湖をわたって来られたという伝承が残る兵主大社。その故事にちなんで、例年「白ヘビ守」を頒布し、令和7年(巳年)のお正月には「ヘビみくじ」が授けられます。社殿南側に広がる庭園は平安時代に造られた回遊式で、苔や紅葉などが美しく、国の名勝に指定されています。
◆所在地:滋賀県野洲市五条566
◆アクセス:JR琵琶湖線「野洲駅」から、近江鉄道バスまたは野洲市コミュニティバスおのりやす「兵主大社前」下車、徒歩約5分
◆庭園拝観料:大人200円、高大生100円、中学生以下無料
★大瀧神社・大蛇ヶ淵(だいじゃがふち)
「大瀧」は付近にある激流に由来し、水の神として信仰を集めてきました。近くに位置する「大蛇ヶ淵」にはかつて悪蛇が住み、これを大変な苦労の末、祖先が退治したという伝説が語り継がれています。蛇は犬上川を象徴し、水を恵む善き神であると同時に、洪水などを引き起こす荒ぶる姿を現します。大瀧神社は悪蛇と戦った霊犬小石丸の霊験からペットの守護神として、多くのペットを愛する人たちの祈りの場ともなっています。
◆所在地:滋賀県犬上郡多賀町富之尾1585
◆アクセス:JR琵琶湖線「河瀬駅」から湖国バス甲良線「富之尾」下車、徒歩約10分
WEB:https://taga-kankou.sub.jp/shrine_temple/sh-spot-03.php
★長濱八幡宮(ながはまはちまんぐう)
源義家が後三条天皇の勅願を受け、京都の岩清水八幡宮から御分霊を迎えて鎮座されましたが、しばしば兵火に見舞われ、社殿はほとんど消失してしまいました。時代は移って、羽柴秀吉が長浜城主となると大社の荒廃を惜しみ、社殿の修理造営をなし再興しました。境内には、蛇神を祀る大蛇池があり巳年には、健康や商売繁盛、金運を願う参拝者が特に多くなっています。歳旦祭では、新年のカウントダウンとちくわまきがあります。
◆所在地:滋賀県長浜市宮前町13-55
◆アクセス:JR琵琶湖線「長浜駅」から徒歩約15分
WEB:http://www.biwa.ne.jp/~hatimang/
★竹生島(ちくぶしま)神社(都九夫須麻(つくぶすま)神社)・白巳社(しらみしゃ)
「白巳社」は、長浜市の竹生島にある都九夫須麻(つくぶすま)神社内に鎮座する小社。「白巳」とは、白蛇のことを指し、古来より吉兆や財運、繁栄の象徴とされています。白蛇をモチーフにした御守やお札が頒布され、これらを身に着けたり飾ったりすることで、弁財天の加護を受けるとされています。
◆所在地:滋賀県長浜市早崎町1665
◆アクセス:竹生島へは、長浜港 、彦根港、今津港から観光船利用
◆入島料:大人600円、小人300円
WEB:https://www.chikubusima.or.jp/
<写真提供>
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