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2023.01.18
| ガイドツアー自慢 滋賀県

日本遺産・重要文化的景観のまちで「大溝の水辺さんぽ」

乙女ヶ池の雪景色/写真提供:滋賀県観光振興局(共同通信PRワイヤー)

古代から関西・若狭・北陸地方を結ぶ古代七道の北陸道が通り、交通の要所として栄えてきた滋賀県の北西部に位置する高島市は、県内で最大の面積規模を持ち、「マキノ・今津・新旭・安曇(あど)川・朽木(くつき)・近江高島」の6つの地域があります。

近江高島にある大溝(おおみぞ)は、市内の南端部に位置し、奈良や京都と日本海を結ぶ交通の重要拠点として発達。古代から琵琶湖岸にある港「勝野津(かつのつ)」が船を利用する人々や船荷で賑わい、戦国時代末期には、織田信長の甥・織田信澄(のぶずみ)によって「大溝城」が築かれ、その後、歴代城主・藩主によって周辺の城下町が整備されました。その面影が現在も町の各所に残されています。2015(平成27)年には、重要文化的景観と日本遺産の一つに選定されました。

主な見どころが、戦国時代の水城跡として貴重な石垣を残す「大溝城跡」、その南東に広がる「打下(うちおろし)集落」と「乙女ヶ池」、北西に広がる「勝野の城下町一帯」。特に雪が降り積もる冬の大溝には、幻想的な世界が広がり、琵琶湖には、「浮き島現象」と呼ばれる蜃気楼(下位蜃気楼)が現れることが多く、この蜃気楼を打下の琵琶湖から観測することができます。雪景色が広がる乙女ヶ池の美しさもまた格別です。

2015年に国の重要文化的景観に大溝の水辺景観が選定されたことを契機に「大溝の水辺景観まちづくり協議会」が設立され、まちの活性化を目指した活動を行っています。その一つが、地元ガイドによる水辺のまちあるきを体感できる「ガイド付きまちあるきツアー」。「《城下町中心》水辺のまちづくりコース」と「《乙女ヶ池・白髭神社中心》水辺の街道コース」の2コースあり、いずれも物知りのガイドさんによる歴史秘話を聞きながら大溝のまち歩きを楽しむことができます。

 

<ガイド付きまちあるきツアーの概要>

■参加料:各コースとも一人500円(税込)

■参加人数:5名以上。5~12名にガイド一人がつきます。4名以下は要相談

■申込方法:14日前までに電話か予約フォームでコース、日程を予約。ガイド手配後の事務局からの折返し連絡を受け、7日前までに「参加申込書」をFAX(0740-36-2012)もしくはメールで送付

■申込先:大溝の水辺景観まちづくり協議会 電話:0740-36-2011(10:00~17:00/水木定休、他臨時休業あり)

 

★《城下町中心》水辺のまちづくりコース★

戦国武将、明智光秀が設計したと言われる「大溝城跡」とその城下町を歩くコース。全国でも珍しい江戸時代から続く水道システムや豪華絢爛な大溝祭など、大溝ならではのまちづくりについて、地元ガイドによる案内で楽しむことができます。
基本コース:①近江高島駅(出発)→②大溝城跡→③総門→④高島びれっじ→⑤まちわり水路→⑥武家屋敷跡→⑦古式水道(タチアガリ)→⑧近江高島駅(到着)
所要時間:およそ90分、4㎞ ※短縮コース60分コースあり

 
★《乙女ヶ池・白鬚神社中心》水辺の街道コース★
内湖「乙女ヶ池」や近江最古の神社と言われる「白鬚(しらひげ)神社」、山里にひっそりとたたずむ中世の石仏「鵜川四十八体仏」など、地元ガイドによる歴史解説を聞きながら古代の街道に沿って歩くコース。古代史好きにはたまらない歴史秘話がたっぷり聞け、乙女ヶ池や琵琶湖岸の癒しの自然風景を間近に感じることができます。
基本コース:①近江高島駅(出発)→②大溝城跡→③乙女ヶ池・太鼓橋→④打下集落・琵琶湖岸→⑤鵜川四十八体仏→⑥白鬚神社→⑦江若鉄道跡→⑧駅前広場(到着)
所要時間:約3時間、7㎞ ※短縮コース90分コースあり

詳細は、大溝の水辺景観まちづくり協議会の公式HP「近江高島 大溝の水辺さんぽ」をご覧ください。
https://oomizo.shiga.jp/

 

<写真提供>
滋賀県観光振興局(共同通信PRワイヤーより)

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