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2022.09.02
| 地場産業自慢 滋賀県

琵琶湖から生まれる奇跡の宝石「真珠」、真珠貝オーナーを募集中

琵琶湖で生まれる奇跡の宝石「びわ湖パール」/写真提供:滋賀県(共同通信PRワイヤー)

柿本人麻呂に『万葉集』で謳われたびわ湖の淡水真珠は、滋賀県の南西部に位置する守山市に古くから伝わる地域資源です。

真珠は、貝の中に砂や小石などが入り、偶然の産物として生まれる奇跡の宝石。びわ湖の固有種である池蝶貝(いけちょうがい)が真珠を育んできました。この天然の宝石を人工的に作ろうと真珠養殖の研究がはじまり、海水養殖の成功からおよそ30年後の1930年代に、琵琶湖で「淡水真珠」の養殖が成功しました。

一つ一つ異なった色や形を持つ「びわ湖パール」は、国内だけでなくヨーロッパや中東諸国の女性たちにも高く評価されてきました。

1980年代、びわ湖パールの生産量は40億円を超える産業となりましたが、琵琶湖周辺の開発による環境の変化や水質汚染のため、生産量は年々減少、養殖業者は激減しています。この厳しい状況の中で、守山市赤野井湾内にある養殖棚だけが奇跡的に現存している状況です。

この「びわこパール」をもう一度輝かせたいと立ち上がったのが、一般社団法人ビワコパールサプライズ代表の廣瀬香織さん。2018年にびわ湖パールの産地である守山市にアンテナショップ「BIWAKO PEARLS SURPRISE」をオープンさせ、地元の玉津小津漁業協同組合と連携して、2019年から「真珠貝オーナー制度」に取り組んでいます。

これは申し込んだオーナーに淡水真珠の養殖用に3年かけて育てたイケチョウガイを3枚買ってもらい、『真珠の核入れ見学&体験ツアー』で、オーナー自身に購入したイケチョウガイに真珠の核入れを行ってもらいます。その後3年かけて真珠を育成し、核入れ作業を行った日の3年後に貝を開けて真珠の取り出しを行うというプロジェクトです。取り出した真珠はそのまま持ち帰ることもできるし、色や形に合わせてオリジナルのアクセサリーやピンバッチにすることもできます。

自分だけのオリジナルの真珠を作ることができる「びわ湖パール真珠貝オーナー制度」は、1セット20,000円、随時募集しています。

 

<「びわ湖パール真珠貝オーナー制度」について>

■開催日:毎月第2日曜日(事前予約が必要)

■内容:1.真珠を作り出す母貝(ぼかい)を1セット3枚、20,000円(税別)で購入登録する
2.購入した貝に核入れを行う(別の貝から取り出した細胞片を母貝に入れる)
3.核入れを行った日から3年経過した後、貝開きを行い、中の育った真珠を持ち帰る
※事務局が貝を開いて、発送することも可能。真珠が一粒もできなかった場合は、組合所有の淡水真珠を1枚の貝につき1粒提供

■ショップ所在地:BIWAKO PEARLS SURPRISE Antenne Shop(滋賀県守山市守山1-8-7)

■アクセス:JR守山駅から徒歩10分

■営業日:毎週土曜日と、曜日に関係なく17日に営業

■営業時間:10:00~16:00

 

真珠貝オーナー登録のお申込みなど詳細は、「BIWAKO PEARLS SURPRISE」の公式HPをご覧ください。
https://biwako-pearls.jimdofree.com/

 

<写真提供>
滋賀県 共同通信PRワイヤーより

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