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清流に咲く、可憐な白い花「梅花藻」ライトアップも─終了しました
滋賀県米原市は、日本百名山のひとつ伊吹山と霊仙山(りょうぜんざん)がそびえ、森林が総面積の63%を占め、そこにたくわえられた水が清流姉川や天野川となって流れ、琵琶湖にそそぐ水と緑に恵まれた市です。
中山道の宿場町として有名な「醒井(さめがい)」には、平成の名水百選に選定された「居醒(いさめ)の清水」や十王水、西行水などの名湧水があり、居醒の清水に源を発する地蔵川が、醒井宿の中を流れています。地蔵川は天野川に合流して琵琶湖に注ぐ小さな川ですが、初夏から初秋にかけて開花する水中花「梅花藻(ばいかも)」の名所として知られています。
梅花藻はキンポウゲ科の多年草で、水面に1~1.5㎝の小さな梅に似た白い花を咲かせます。生育適温が15度前後、常に水の流れがある水位が低い場所でのみ育つと言われています。
年間を通して14度くらいの清浄で安定した湧水環境が維持されている地蔵川は、梅花藻の生育に適し、毎年5月下旬ごろに花をつけ始め、7月下旬から8月にかけて見頃を迎えます。
8月2日(金)から12日(月・祝)まで夜間ライトアップが行われます。夏の夜、地蔵川のせせらぎで涼みながら、昼間とは一味違った幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
地蔵川には、梅花藻の茎葉を産卵床とする、岐阜県と滋賀県の山間部にしか生息しない貴重な淡水魚「ハリヨ(針魚)」もいます。地蔵川に沿った宿場町の風情を残す街並みも情緒たっぷりです。
<「梅花藻ライトアップ」の開催概要>
◆開催期間:2019年8月2日(金)~12日(月・祝)
◆開催時間:19:30~20:30
◆場所:醒井地蔵川(滋賀県米原市醒井)
◆アクセス:JR東海道本線「醒ヶ井駅」徒歩10分。車で北陸自動車道「米原IC」から国道21号線を関ケ原方面へ約5分
◆料金:観賞無料
詳細は、「長浜・米原を楽しむ観光情報サイト」をご覧ください。
https://kitabiwako.jp/
<写真提供>
無料写真素材 写真AC
https://www.photo-ac.com/