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2016.12.28
| まち案内自慢 埼玉県

「小江戸川越七福神めぐり」全行程まわって6キロ─正月のご縁日は7日まで

喜多院(大黒天)/写真提供:写真AC

埼玉県の中央部、東京都心から約30km圏内に位置する川越市は、江戸時代に川越城の城下町として栄え、“小江戸”として今も往時の面影を残し、年間600万人もの観光客が訪れます。

川越には、古くから七福神を祀る寺々があり、「小江戸川越七福神めぐり」として元日から7日までのご縁日には特に賑わいます。東武東上線の川越駅や川越市駅、JR埼京線の川越駅、西武新宿線・本川越駅を起点に全行程約6km、徒歩でも半日でまわれ、付近の観光地を巡りながら健康増進も兼ねられる手頃なコースとして人気があります。七福神をお祀りしている各お寺では、絵馬や色紙、手ぬぐいなどのオリジナルの七福神グッズも販売されています。

 

<「小江戸川越七福神」の概要>

 

◆第一番:毘沙門天 妙善寺

寛政のころ、江戸の町に焼芋屋が現れ、焼芋用のイモとして発展した「川越いも」。妙善寺には、石造りの地蔵尊「川越さつまいも地蔵尊」があります。

◆第二番:寿老人 天然寺

川越市内最古の仏像「木造大日如来坐像」があり、古くから安産の霊験があると親しまれています。武蔵国十三仏霊場でもあります。

◆第三番:大黒天 喜多院

平安時代創建ですが、川越大火で焼失。徳川家との深いつながりがあったため、江戸城紅葉山の別殿が移築されました。ユニークな存在として知られる五百羅漢もあり、川越の名所の一つです。1月3日は元三大師(慈恵大師)のご縁日で、初大師。だるま市も開催されます。

◆第四番:恵比須天 成田山

両眼を失明した石川照温上人が成田山新勝寺で苦行の末、両眼が見えるようになりました。その後、諸国巡歴の途中、川越通町八幡神社境内に不動堂を建立し、御本尊として新勝寺の不動尊のご分霊を安置。嘉永6年、現在の久保町に成田山本行院として再興されました。多くの信者が参加する紫燈護摩(火渡り)も行われます。

◆第五番:福禄寿神 蓮馨(れんけい)寺

開山はのち大本山増上寺第十世に登られた感誉存貞上人。徳川時代に関東における十八檀林の一つに列せられ、幕府公認の僧侶養成機関となり、多くの学僧を育てました。呑龍堂に祀られる呑龍上人は、各地を巡って困窮する人々を救い、生きた仏として崇められ子育呑龍上人とも称されています。

◆第六番:布袋尊 見立(けんりゅう)寺

永禄元年、後北条氏の川越城の城将・政繁によって建立されました。数奇な運命をたどり、70代で川越で没した赤穂浪士の一員、矢頭右衛門七(やとうえもしち)の妹の墓があります。

◆第七番:弁財天 妙昌寺

日蓮宗大本山池上本門寺の末寺。今から600余年前の永和元年に開創されました。弁財天のお堂は本堂裏手にあります。毎年土用丑の日には、伝統行事の一つとして素焼きのほうろく皿を頭にのせ、大きなもぐさに火をつけてもらう「ほうろく灸」が行われ、早朝から賑わいます。

 

詳細は、「小江戸川越七福神めぐり」の公式サイトをご覧ください。

http://www.kawagoe.com/7fukujin/

 

<写真提供>

無料写真素材 写真AC

http://www.photo-ac.com/

 

 

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