まち自慢.net
「四天王寺 万灯供養」1万本のローソクが灯されて─終了しました
大阪市の四天王寺は、およそ1400年前、推古天皇元年(593年)に、聖徳太子によって建立されたと伝えられています。物部守屋と蘇我馬子の合戦の折り、崇仏派の蘇我氏についた太子が自ら四天王像を彫り、この戦いに勝利したら、四天王を安置する寺院を建立し、この世の全ての人々を救済すると誓願され、勝利の後、その誓いを果たすために建立されたものです。
以来、「お太子さまの寺」として人々の深い信仰を受けてきました。一時、天台宗に属していましたが、太子創建であることから独立し、「和宗」を創立。その総本山として、仏法興隆と太子精神の高揚を本願とする寺として再生しました。
四天王寺では、お盆の先祖供養のために「万灯供養」が行われます。8月9日(金)から16日(金)まで、毎夕刻、約1万本のご先祖の霊名が記されたローソクに灯が灯され、般若心経にあわせて僧侶が伽藍内を練り歩きます。夕やみの中、展開される幽玄で神秘的な美しい光景に厳かな気持ちになります。
また、8月11日(日)・12日(月・休)には「四天王寺盆踊り大会」が開催されます。重要文化財の石舞台の上に組まれた櫓から伝統河内音頭継承者である河内家菊水丸さんが、約2時間かけて熱唱し、人々の踊りも盛り上がっていきます。どなたでも参加できます。
<「四天王寺 万灯供養」の概要>
◆開催期間:2019年8月9日(金)~16日(金)
◆開催時間:夕刻~21:00
◆場所:四天王寺(大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18)
◆アクセス:環状線、地下鉄御堂筋線・谷町線「天王寺駅」から北へ徒歩12分。地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」から南へ徒歩5分。近鉄南大阪線「阿倍野橋駅」から北へ徒歩14分
◆料金:参拝無料。献灯料(ローソク1本)700円
※当日参詣できない方は、予約もできます
<「四天王寺盆踊り大会」の開催概要>
◆開催日時:8月11日(日)・12日(月) 19:30~21:30
◆開催場所:四天王寺内 亀の池
詳細は「和宗総本山 四天王寺」の公式HPをご覧ください。
http://www.shitennoji.or.jp/
<写真提供>
公益財団法人大阪観光局
大阪観光案内「OSAKA INFO」
https://osaka-info.jp/