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「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産登録記念イベントの開催
百舌鳥古墳群の履中天皇陵古墳／写真提供：無料写真素材 写真AC
2019年7月、世界遺産に登録される見通しとなった大阪府堺市の「百舌鳥・古市古墳群」。
7月5日（金）にアゼルバイジャンで行われる、世界遺産委員会の審議の様子をライブ放映するパブリックビューイングを皮切りに、さまざまな記念イベントの開催が予定されています。
古墳は日本各地に見られますが、「百舌鳥・古市古墳群」は、巨大な前方後円墳を核として、小規模の円墳、方墳に至るまで、墳形と規模のバラエティー豊かな古墳で構成され、その墳丘の巨大さ、濠の多重化、陪塚（ばいちょう）の多数配置など、古墳築造の最盛期の姿をはっきりと残しています。
4世紀後半から5世紀後半にかけて築造された古代日本列島の王たちの墓群で、古代日本の政治文化の中心地のひとつ、大陸に向かう航路の出発点であった大阪平野にあります。
世界各地の多くの墳墓は棺や室に盛土・積石しただけですが、古墳の墳丘は葬送儀礼の舞台として幾何学的なデザインが施され、埴輪などの土製品で飾り立てられた建築的な傑作です。また、古代中央集権国家が成立する直前の時代にあって、激動する東アジア情勢への対応として展開した、墳墓によって権力を象徴した日本列島の人々の歴史を物語っています。
世界遺産に登録される歴史的瞬間を見届けるパブリックビューイング、堺市博物館での特別展「百舌鳥古墳群─巨大墓の時代─」の開催、「体験型観光とバスツアー」など、この時期だからこそ開催される記念イベントが開催されます。「堺東駅」「堺駅」の両駅と仁徳天皇陵古墳を直通で10～15分で結ぶ「世界遺産・仁徳天皇陵古墳シャトルバス」の臨時運行も。
＜「『百舌鳥・古市古墳群』世界遺産登録記念イベント」の開催概要＞
◆開催期間：2019年7月5日（金）～
◆開催場所：大阪府堺市
＜記念イベント例＞
★世界遺産委員会パブリックビューイング★
アゼルバイジャンで行われる世界遺産委員会の審議の様子をライブ放映。登録決定の歴史的瞬間を見届け、感動を分かち合おう！
開催日：2019年7月5日（金）
開催時間：開場17：30、審議予想時刻20：00～23：00、もしくは7月6日（土）15：00～18：00
開催場所：フェニーチェ堺（大阪府堺市堺区翁橋町2-1-1）
アクセス：南海電鉄高野線「堺東駅」下車、西出口から南へ徒歩約8分
料金：無料
定員：800人
申込：事前申し込み不要、直接会場へ。ただし参加者多数の場合は、入場制限される場合があります
主催：堺市、「百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録を応援する堺市民の会」
HP：https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/rekishi/sei/ayumi/PV.html
★堺市博物館 特別展「百舌鳥古墳群─巨大墓の時代─」★
日本最大の古墳「仁徳天皇陵」をはじめ、百舌鳥古墳群の築造を支えた技術など“古代の日本の謎”に迫ります。
「仁徳天皇陵古墳VRツアー」「百舌鳥古墳群シアター」も楽しめます。
開催期間：7月6日（土）～9月23日（月・祝）
場所：堺市博物館（大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁大仙公園内
アクセス：JR阪和線「百舌鳥駅」下車、500m
観覧料：一般500円、高校生・大学生250円、小学生・中学生50円
HP：http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/
★さかい利晶の杜「にぎわいマルシェ～古墳を楽しもう！～」★
古墳Tシャツ、はにわぷりん、古墳型の抹茶かき氷、古墳弁当、古墳柄畳縁を使った畳・アクセサリーなど古墳グッズの店舗が出店。古墳時代の服をモデルにした古代衣裳体験や古代髪体験など、古代の人の気分を味わって写真撮影も。
開催日時：7月28日（日）11：00～16：00
場所：さかい利晶の杜（堺市堺区宿院町西2-1-1）
アクセス：阪堺線「宿院駅」から徒歩1分。南海高野線「堺東駅」からバスで約6分。南海本線「堺駅」から徒歩約10分
HP：http://www.sakai-rishonomori.com/
★「世界遺産・仁徳天皇陵古墳シャトルバス」の臨時運行★
堺市と南海バス株式会社が、「堺東駅」「堺駅」両駅と仁徳天皇陵古墳を直通10～15分で結ぶシャトルバスを臨時運行。
運行期間：7月6日（土）～12月29日（日）の土・日・祝休日。8月13日（火）～15日（木）は平日も運行
運行ルート：①南海本線「堺駅前」～宿院（さかい利晶の杜前）～堺市博物館（仁徳天皇陵拝所前）
②南海高野線「堺東駅前」～堺市博物館前（仁徳天皇陵拝所前）
運賃：大人240円、小児120円（堺駅前～宿院は大人220円、小児110円）
HP：http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/kanko/kofunsyatoru.html
詳細は、堺市の公式HPをご覧ください。
＜写真提供＞
無料写真素材：写真AC
