まち自慢.net
国宝臼杵石仏、蓮も見ごろに
大分県臼杵市にある国宝臼杵石仏(磨崖仏)は、平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻されたと言われていますが、誰がどのような目的で造営したのか、未だはっきりしたことはわかっておらず、今も多くの謎に包まれている石仏群です。
ただその規模と数量において、また彫刻の質の高さにおいて、我が国を代表する石仏群であり、1995(平成7)年、摩崖仏としては全国で初めて59体が国宝に指定されました。さらに2017(平成29)年古園石仏群の入り口の2体の金剛力士立像が国宝に追加指定され、61体すべての摩崖仏が国宝に指定されています。
その表情豊かな御仏の姿は、見る者の心に安らぎを与えてくれると、見学者が絶えません。
周辺には蓮畑があり、まだ見ごろが続いている畑もあります。暑い日差しを避けて、早朝に蓮と石仏を楽しむのも、この季節ならではの楽しみ方です。
3年ぶりとなる「国宝臼杵石仏火まつり」が8月27日(土)に開催されることになりました。このお祭りは、地元に伝わる「虫送り」・「豊作祈願」・「地蔵祭り」を発展させたもので、千本の松明で深田の里を彩り、石仏群の前に篝火を灯し、「火に映える石仏」・「石仏の里の神秘さ」を創出します。臼杵の夏の終わりを飾る行事として、広く親しまれています。
<「国宝臼杵石仏」について>
■所在地:大分県臼杵市大字深田804-1
■営業時間:9:00~17:00(最終入館16:30)。年中無休
■アクセス:日豊本線「臼杵駅」から、臼津交通バス「大分県庁前行き」または「三重行き」乗車約20分「臼杵石仏」バス停下車。
■拝観料:大人(高校生以上)550円、小人(小中学生)270円
詳細は、国宝臼杵石仏の公式HPをご覧ください。。
https://sekibutsu.com/
<写真提供>
(公社)ツーリズムおおいた
大分県観光情報公式サイト「日本一のおんせん県おおいた」
https://www.visit-oita.jp/