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2022.08.22
| まちづくりプロジェクト自慢 大分県

消えつつある特産品「岬ガザミ」の完全養殖プロジェクトに、クラファンで挑戦

消えつつある「岬ガザミ」/写真提供:豊後高田市(共同通信PRワイヤー)

大分県豊後高田市の香々地(かかぢ)地域で水揚げされるガザミ(ワタリガニ)は、周防灘を回遊し成長もよく、「非常においしい」と言われています。品質管理にもこだわり、2013(平成25)年には、「岬ガザミ」として地域団体商標にも認められました。

以前は、この「岬ガザミ」を求めて県外からも多くの観光客が香々地地域を訪れていましたが、近年の海水温の上昇、海の栄養不足による藻場の減少などで、魚や蟹、ひじきなどと同様に漁獲量が激減しています。さらに漁業者の高齢化、不安定な収入による後継者不足により、20年前には75名だった漁協の正組合員も現在では、1/3の26名に減少。このままではおいしい「岬ガザミ」が食べられなくなる恐れが出てきました。

このような中「豊後高田市水産振興養殖事業促進協議会」が発足し、岬ガザミの安定した収穫と提供をするためのプロジェクトが立ち上げられ、ガザミの養殖にチャレンジすることになりました。

同協議会では、それに支援をいただく、クラウドファンディングに挑戦中です。

これまでは、10㎜程度の稚ガニを海に放流し、回遊して帰ってきたガザミを収穫していましたが、このプロジェクトでは、約4万匹の稚ガニを購入し、養殖を行い、元気に育ったガザミ70匹を香々地の貴船漁港に設置するカニハウス(個室)に移して成長させ、残りのガザミはそのまま養殖場で育て、より良い養殖方法を探していきます。

カニハウスでは、1匹1部屋の“完全個室”状態で給餌を行い、実入りの良い餌の研究開発や生育コスト・成長の度合い等を確認しながら最善の養殖方法を確立していきます。

豊後高田市水産振興養殖事業促進協議会では、このカニハウスの製作費や餌の調達費としての支援を求めています。

 

<「日本一おいしい岬ガザミを養殖して、皆さんの食卓に届けたい」プロジェクトの概要>

■募集期間:2022年9月10日(土)まで

■目標金額:1,500,000円

■活用用途:①カニハウス製作費 250万円の一部として活用
②餌の調達費 200万円の一部として活用

■プロジェクトオーナー:豊後高田市水産振興養殖事業促進協議会

■リターン:①お礼のハガキ 支援金500円。成長したガザミの写真入りお礼のはがきの送付
②岬かき揚げ丼割引券+ガザミ収穫体験招待 支援金1,000円。
③岬ひじき1袋(25g)+ガザミ収穫体験招待 支援金3,000円
④岬あおさ1袋(20g)+ガザミ収穫体験招待 支援金3,000円
⑤幸せの青いガザミフィギュア(約4㎝) 支援金3,000円

詳細は、大分発の大分のためのクラウドファンディング「sandwich」のプロジェクトページをご覧ください。
https://sandwichcrowd.com/project/detail/967

 

<写真提供>
豊後高田市(共同通信PRワイヤー)
https://www.city.bungotakada.oita.jp/

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