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新潟県内名園の紅葉ライトアップ─終了しました
新潟県内には豪農や豪商が残した贅をつくした邸宅と広大な庭園が残されています。
その中で美しい紅葉がライトアップされる名園をご紹介します。
新潟県柏崎市にある「松雲山荘(しょううんさんそう)」は、1926(大正15)年に柏崎市東本町蓮池の庭師2代の手によって造られた名園です。赤松、つつじ、もみじなど多くの樹木に覆われ、灯籠、太鼓橋、東屋、池などが配された情緒あふれる日本庭園で、秋には約300本のもみじやドウダンツツジの垣根が色づき、訪れる人の目を楽しませてくれます。
10月27日(土)から11月25日(日)まで庭園入口から園内に続くもみじのトンネルや中庭などがライトアップされ、昼間とは異なった幻想的な雰囲気が楽しめます。
新潟市の「旧齋藤家別邸」は、新潟三大財閥の一つに数えられ、貴族院議員を務めた豪商・齋藤喜十郎氏が1918(大正7)年に建てた、総敷地面積1300坪を誇る広大な別荘です。砂丘地形を利用した回遊式庭園と近代和風建築の秀作といわれる開放的な建物は、大正時代の港町・商都新潟の繁栄ぶりを今に伝える文化遺産です。庭園と建物を一体のものと考え、室内から庭園への眺望を楽しむ造りが特徴で、各室から異なった庭園の景色を楽しむことができます。
建築登記100年を迎えた2018年は、11月10日(土)から18日(日)に夜間特別開館と庭園ライトアップが行われます。11月11日(日)からは夜間限定のお茶席も。
糸魚川市にある「玉翠園・谷村美術館」。玉翠園は1981(昭和56)年に開園。「昭和の小堀遠州」と称された造園家・中根金作氏が設計・監督して造られました。山間から流れる日本の川、遠くの山並みを借景に広大で閑静、風流な趣を見せる観賞式庭園で、1983年開館の谷村美術館に隣接しています。谷村美術館は、村野藤吾設計による日本最高峰の木彫芸術家・澤田政廣作品の展示館。「金剛王菩薩」「光明佛身」などが展示されています。
ライトアップされた夜の庭園と美術館が楽しめるのは、11月9日(金)から18日(日)まで。
八代にわたる越後随一の豪農の遺構「北方文化博物館」は、11月中・下旬ごろ、錦の山を移したような紅葉に彩られます。100畳敷の大広間から眺める回遊式庭園はまさに絶景。ライトアップによって庭園全体の奥行きや立体感もより印象的に感じられます。大広間の座敷側へその肢体を傾け、枝葉すべてを客人に見せるように広げた大庭の紅葉は必見です。ライトアップは11月中旬から下旬に行われます。
<「松雲山荘 紅葉ライトアップ」の開催概要>
◆開催期間:2018年10月27日(土)~11月25日(日)
◆ライトアップ時間:日没~21:00
◆会場:松雲山荘(新潟県柏崎市緑町3)
◆アクセス:JR信越本線「柏崎駅」から徒歩20分。北越自動車道「米山IC」から車で15分
◆料金:無料 木村茶道美術館/展示室400円
◆HP:(一社)柏崎市観光協会
<「旧齋藤家別邸 秋の庭園ライトアップ」の開催概要>
◆開催期間:2018年11月10日(土)~18日(日)
◆ライトアップ時間:17:30~19:30
◆会場:旧齋藤家別邸(新潟県新潟市中央区西大畑町576)
◆アクセス:JR新潟駅前バスターミナル7番線発、C20番台・浜浦町線「西大畑」下車、徒歩6分
◆入館料:一般300円、小学生・中学生100円 ライトアップ時間はこのほか協力金200円が必要
◆HP:新潟市観光公式観光情報サイト「Welcome to Niigata City」
<「玉翠園・谷村美術館 秋の庭園ライトアップ2018」の開催概要>
◆開催期間:2018年11月9日(金)~18日(日)
◆ライトアップ時間:17:00~19:30
◆会場:玉翠園・谷村美術館(新潟県糸魚川市京ヶ峰2-1-13)
◆アクセス:JR北陸新幹線「糸魚川駅」から路線バスで約4分。北陸自動車道「糸魚川IC」から車で約10分
◆入園料:大人500円、高校生以下300円 ※11月10日(土)・11日(日)はライトアップ時間帯のみ入園無料
<「北方文化博物館 紅葉ライトアップ『秋紅夜』」の開催概要>
◆開催期間:2018年11月中旬~下旬
◆ライトアップ時間:17:00~19:00
◆会場:北方文化博物館(新潟県新潟市江南区沢海2-15-25)
◆アクセス:JR「新潟駅」からタクシーで約20分。JR信越本線「新津駅」からタクシーで約10分
◆入館料:大人800円、小学生・中学生400円
◆HP:新潟市観光公式観光情報サイト「Welcome to Niigata City」
<写真提供>
公益社団法人新潟県観光協会
「にいがた観光ナビ」
https://www.niigata-kankou.or.jp/