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2016.09.14
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風景自慢
奈良県
ススキの名所曽爾村(そにむら)で「曽爾高原山灯り」─終了しました
奈良県の東北端にあり、三重県と接する曽爾村(そにむら)。日本300名山の一つ倶留尊山(くろそやま)から亀山を結ぶ西麓に広がる曽爾高原は、ススキで一面に覆われた草原で、秋にはススキの穂が日差しを浴びて銀色・金色に輝く名所として知られています。
屋根の材料として長い間使われてきたススキですが、トタンや瓦の普及に伴い年々使われなくなっていきました。曽爾高原でも、昭和44年春には、杉などの植林が進められたこともありましたが、ススキによる素晴らしい景観が変わっていくことを忍びなく思った村では、この景観を守ろうと奈良県に働きかけ、約40haのススキの草原は県によって保護されています。
毎年3月には、ススキ以外の植物の生育を抑え、発生した灰を肥料とすることを目的に、山焼きが行われています。春から夏にかけて一面に青いじゅうたんが敷かれたような姿となり、秋には一斉に穂を出したススキが高原を覆い、夕暮れには黄金の世界に変わります。
この曽爾高原で、9月17日(土)から11月23日(水・祝)まで、お亀池周辺に200個の灯籠が飾られる「曽爾高原山灯り」が行われます。
<「曽爾高原山灯り」開催概要>
◆開催期間:2016年9月17日(土)~11月23日(水・祝)
◆開催時間:日没から21:00
◆開催地:曽爾高原お亀池
◆アクセス: 近鉄「名張駅」から三重交通「山粕西行」バス、「太良路(たろうじ)」下車、徒歩45分。
10月~11月のみ曽爾高原行きバスあり。
◆主催:さっぽろオータムフェスト実行委員会
詳細は、奈良県観光公式サイト「なら旅ネット」をご覧ください。
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/
<写真提供>
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