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幽玄の美を体感「松島紅葉ライトアップ2016」─終了しました
日本三景の一つに数えられる松島。260余りの島々が織り成す美しい風景もさることながら、国宝瑞巌寺などの文化遺産が町内各地に残されている歴史の町でもあります。
平安時代から歌に詠まれたり、絵に描かれたりしてきた松島が、“日本三景”と呼ばれるようになったのは、儒学者 林羅山の三男・林春斎(はやししゅんさい)が、1714(正徳4)年に『日本国事跡考』の中で、松島、丹後の天橋立、安芸の宮島の3カ所を素晴らしい景色の場所として紹介したのが始まりと言われています。
紅葉が色づき始めた松島では、円通院庭園を中心に史跡などの紅葉をライトアップするイベントを10月22日(土)から11月23日(水・祝)まで開催します。
江戸時代の大名茶人で、作庭家としても知られる小堀遠州の手による仙台藩江戸屋敷の庭を移設した、円通院本堂前の『遠州の庭』、文禄年中に豊臣秀吉から伊達正宗が拝領した伏見桃山城の一棟で江戸品川の藩邸に移築したものを、二代藩主忠宗が一木一石変えずにこの地に移したと伝えられる観瀾亭(かんらんてい)、瑞巌寺仮参道など、ひっそりとした闇の中でライトアップされる紅葉の美しさは、ほかでは味わえないものです。昼の松島の景観とは趣きの異なった“幽玄の美”を感じることができるに違いありません。
期間中の土日祝日には、松島湾に浮かぶライトアップされた島々を巡る特別ナイトクルーズも運航されます。観瀾亭の夜間延長営業も行われ、ライトアップされた紅葉を眺めながらお抹茶を楽しむことができます。
<「松島紅葉ライトアップ2016」の開催概要>
◆開催期間:2016年10月22日(土)~11月23日(水・祝)
◆開催時間:17:30~21:00
◆開催場所:円通院・瑞巌寺洞窟群(仮参道)・比翼塚・三聖堂・天麟院・観瀾亭
◆料金:円通院夜間拝観料 一般500円、小中学生200円、小学生以下無料など
◆アクセス:円通院「松島海岸駅」から徒歩5分
◆主催:松島紅葉ライトアップ実行委員会
◆協力:松島町、瑞巌寺、円通院、松島温泉組合、松島旅館組合、丸文松島汽船、松島島巡り観光船企業組合
<関連イベント>
★松島温泉足湯★
無料の足湯で、松島温泉をお楽しみください。
開催期間:10月22日(土)~11月23日(水・祝)の金・土・日・祝日
営業時間:17:00~20:30
場所:もみじ庵
料金:無料
★観瀾亭の夜間延長営業と抹茶の提供★
伊達家のお月見御殿で夜の抹茶はいかが。満月の11月14日(月)は、紅葉のライトアップと満月をダブルでご堪能ください。
開催日:10月22日(土)・28日(金)・29日(土)、11月3日(木・祝)・4日(金)・5日(土)、11日(金)・12日(土)、18日(金)・19日(土)、22日(火)・23日(水・祝)
営業時間:17:00~19:30(ラストオーダー19:00)
場所:観瀾亭
料金:500円(抹茶・お菓子付)
★松島湾ライトアップクルーズ★
ライトアップされた幻想的な松島湾の島々を楽しめる特別ナイトクルーズです。
営業期間:10月22日(土)~11月23日(水・祝)の金・土・日・祝日
時間:1日1便 17:00~17:40
場所:松島中央観光桟橋
料金:大人1000円、小人500円
★松島湾サンセットクルーズ★
夕暮れの松島湾を約40分で巡る松島発着コースです。
営業期間:10月22日(土)~11月23日(水・祝)の土・日・祝日
場所:松島中央観光桟橋
料金:大人1500円、小人750円
詳細は、松島観光協会の公式サイト「日本三景松島 電脳松島絵巻」をご覧ください。
http://www.matsushima-kanko.com/
<写真提供>
松島町(宮城県)
http://www.town.miyagi-matsushima.lg.jp/