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三重県の県花「ハナショウブ」の名所─終了しました
三重県の県花は「ハナショウブ」。桑名市の九華(きゅうか)公園、明和町の斎王(さいおう)の森、伊勢神宮のまがたま池など、歴史と文化に彩られた名所も多く、初夏に白・紫・薄紅などの花を咲かせます。
ノハナショウブが咲く中、明和町では、6月2日(土)・3日(日)に、平安時代の王朝絵巻が繰り広げられる「斎王まつり」が開催されます。
<「第36回斎王まつり」の開催概要>
飛鳥時代に制度が確立され、南北朝時代に国内の兵乱によって廃絶するまで、およそ660年にわたって国の平安と繁栄のため、都を離れ、伊勢神宮の天照大神に仕えた皇女「斎王」。
天皇の即位に伴って、未婚の内親王または女王から卜定(ぼくじょう)という占いによって選ばれ、家族と離れ、都での生活とも別れを告げて、斎王群行と呼ばれる5泊6日の旅によって伊勢へと赴きました。その斎王が住まわれたのが「斎宮」で、今の三重県明和町にありました。1979(昭和54)年、発掘調査によって斎宮の存在が確認され、国の史跡「斎宮跡」として指定されています。伊勢神宮の社殿にも類する100棟の建物が整然と並んでいたことが明らかになりました。
斎王まつりでは、斎王はじめ女別当(にょべっとう)、内侍(ないし)など総勢約200人による「斎王群行」が再現されます。斎宮歴史博物館ふるさと芝生広場をメイン会場に、色鮮やかな王朝装束に身を包んだ斎王一行の姿は、雅な平安絵巻そのものです。
◆開催日:2018年6月2日(土)~3日(日)
◆時間:6月2日(土) 15:30~16:00 禊の儀、17:00~21:00 前夜祭
6月3日(日) 13:00~13:40 出発式、13:50~14:40 斎王群行、14:50~15:00 社頭の儀
◆開催場所:斎宮歴史博物館周辺(三重県多気郡明和町竹川503)
◆アクセス:近鉄「斎宮駅」下車、徒歩約15分
<三重県のハナショウブの名所>
★なばなの里「あじさい・花しょうぶまつり」(桑名市)★
日本最大級8000坪の広大な敷地を誇るなばなの里の「あじさい・花しょうぶ園」には、約50種70,000株のあじさい、約200種8000株の花しょうぶが植えられています。
開催期間:5月下旬~7月上旬
開催時間:9:00~21:00
場所:なばなの里(三重県桑名市長島町駒江270)
アクセス:JR関西本線・近鉄名古屋線「桑名駅」から三重交通バスで約10分「なばなの里」下車
料金:なばなクーポン1600円 ※花まつり期間中。里内で利用できる金券1,000円付
★九華公園「花菖蒲まつり」(桑名市)★
桑名城本丸跡の公園。園内に3つの菖蒲園があり、約4000株のハナショウブが咲き誇ります。
開催期間:6月1日(金)~15日(金)
場所:桑名城跡・九華公園(桑名市吉之丸5番地の1)
アクセス:JR・近鉄「桑名駅」から市内A循環バス本町下車徒歩5分
★堀川菖蒲園(四日市市)★
65種約4000株のハナショウブのほか、100株の紫陽花も。
開催期間:5月27日(日)~6月10日(日)
場所:堀川菖蒲園(四日市市三ツ谷町1丁目)
アクセス:近鉄「川原町駅」または「岡倉川駅」から徒歩7分
★亀山公園しょうぶ園(亀山市)★
亀山城の濠跡が菖蒲園に。約4000㎡の花菖蒲園には、約100種類、約12,000株のハナショウブが植えられ、県花最大規模。6月10日(日)には、花しょうぶまつりが開催されます。
開催期間:6月上旬~中旬
場所:亀山公園しょうぶ園(亀山市若山町)
アクセス:JR亀山駅から徒歩約20分
★斎宮のハナショウブ群落(多気郡明和町)★
現在、栽培されている花菖蒲の原種「ノハナショウブ」が群生。平野に群生しているのは珍しく、1936(昭和11)年12月、国の天然記念物に指定されました。濃い紫色で俗に「どんど花」と言われ、古代にはあたり一面に群生していたと古書にも記されています。
開花期間:5月下旬~6月上旬
場所:斎宮のハナショウブ群落(多気郡明和町大字斎宮蛭ノ沢1817番地)
アクセス:近鉄山田線「斎宮駅」から車で約15分
★二見しょうぶロマンの森の花しょうぶ(伊勢市)★
6月下旬ごろには、ホタルも観賞でき、わきを流れる小川には水生植物も。
開花期間:6月上旬~中旬
場所:民話の駅 蘇民(伊勢市二見町松下1335)
アクセス:JR「松下駅」から徒歩約7分、「鳥羽駅」からタクシーで約10分
★伊勢神宮の花菖蒲【伊勢神宮 外宮】(伊勢市)★
まがたま池の畔に、14,000株の花菖蒲が美しく咲き誇ります。
開花期間:5月下旬~6月下旬
場所:伊勢神宮(外宮)(伊勢市豊川町279)
アクセス:【外宮】JR・近鉄「伊勢市駅」から徒歩約5分
詳細は、一般社団法人三重県観光連盟の公式HPをご覧ください。
<写真提供>
桑名市