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アニメ「夏目友人帳」と連携した人吉・球磨PR動画公開中
熊本県人吉市と球磨(くま)郡は、2020年7月の記録的豪雨で被災、観光地の多くは一年経った今も、通行止めや休業を余儀なくされています。
その復興を後押ししようと、熊本県は県出身の緑川ゆき先生原作のアニメ「夏目友人帳」の主人公らが、球磨川などの観光名所を巡るPR動画「夏目友人帳~人吉・球磨での優しい時間~」を制作しました。
「夏目友人帳」は、漫画誌「LaLa」に連載されている少女漫画が原作。アニメシリーズは2008年に放送が開始されました。
小さいころから妖怪をみることができた少年・夏目貴志が、同じ力を持つ祖母レイコの遺産「友人帳」を受け継ぎ、自称用心棒で大妖怪のニャンコ先生と共に、友人帳に名を縛られた妖怪たちを探し出して名を返し、自由を与えていく日々を描いた物語です。
動画では、貴志がニャンコ先生と一緒に、日本三大急流に数えられる球磨川の川下りを体験したり、九州最大の鍾乳洞「球泉洞(きゅうせんどう)」を見学したり、人吉・球磨の名所を巡ります。球泉洞など実際にはまだ見学できない名所も、復興を願って被災前の様子が描かれています。
人吉市と球磨郡は、元々アニメの舞台。いくつも実在の場所が登場していて、ファンにとっては「聖地」とされてきましたが、豪雨被害のため、聖地巡礼は難しくなり、観光客は激減しました。
熊本県は、原作者の緑川ゆき先生をはじめ、「夏目友人帳」製作委員会、株式会社白泉社、株式会社朱夏など関係者に協力を呼びかけ、この動画を制作しました。妖怪たちも随所に登場して、ファンも楽しめる内容となっています。
動画の公開に併せて特設サイトがオープンし、動画内に登場したスポットの紹介や、現在の復旧状況の確認ができます。
特設サイトは、こちらをご覧ください。
https://kumamoto.guide/natsume-yujincho/
<写真提供>
写真のフリー素材サイト 写真AC
https://www.photo-ac.com/