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牧野博士が通った横倉山でガイド付きトレッキングツアー
標高800mの横倉山は、高知県のほぼ中央部に位置する高岡郡越知町(おちちょう)にあります。
日本で最も古い地質の山で、1300種類の植物がみられる植物の宝庫でもあります。NHKの朝の連続ドラマ小説「らんまん」のモデルになった世界的植物学博士・牧野富太郎が植物採集・研究のフィールドにしていたことでも知られています。山中には、樹齢数百年のアカガシの原生林や、世界的にも珍しい「コオロギラン」などの草花が今でも自生しています。
隣町の佐川町で生まれ育った牧野博士は、横倉山に足しげく通い、「ヨコグラツクバネ」「ヨコグラノキ」「トサジョウロウホトトギス」などの新種を見つけ、発表しています。
また、4億年以上前の「コノドント」と呼ばれる日本最古の化石が発見された山でもあり、壇ノ浦の戦いで難を逃れた安徳天皇が隠れ住んだという平家伝説から、宮内庁管轄となっている同天皇の陵墓参考地があるなど、神秘的でロマンに包まれた山です。
越知町観光協会では、地域ボランティアガイド同行型のトレッキングツアーを定期的に実施しています。
世界的な建築家・安藤忠雄氏が設計した「横倉山自然の森博物館」では、地球のおいたちや牧野博士が愛した珍しい植物、越知の歴史を学ぶことができます。
<「横倉山トレッキングツアー」の概要>
■開催期間:3月末から11月末まで
■開催日:木曜日、金曜日、土曜日、日曜日
■ツアー料金:3時間コース3000円(一人)、5時間コース4000円(一人)、小学生未満は大人料金の半額(小学生未満は保護者同伴に限る)
■催行可能人数:3名~30名
■参加条件:全行程を完歩できる体力のある方
お問い合わせ・予約は、越知町観光協会の公式HPをご覧ください。
https://ochi-kankou.jp/asobu/asobu.html
<写真提供>
高知県(共同通信PRワイヤーより)