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さくらのまち・日立市で「第57回日立さくらまつり」開催─終了しました
日立市は茨城県の北東部にあり、西は阿武隈山系に連なり、東は起伏に富んだ太平洋の海岸線を臨む山と海の豊かな自然環境に恵まれています。
2019年に市制施行80周年を迎える日立市は、明治時代から鉱業、電気機械産業を中心とした産業が発展し、日本有数の鉱工業都市として成長してきましたが、日立鉱山の発展とともに生じた煙害によって木々が枯れるなど日立の山は荒れていきました。その荒廃した環境を回復させるため、日立鉱山は当時の世界一の高さとなる大煙突を建て、煙害を激減させることに成功、煙に強い大島桜などを植林することで日立の山に緑を回復させていきました。その後も市民と企業が一体となって植樹に取り組み、山々だけでなく市内一円を桜が彩る「さくらのまち・日立」が誕生しました。
JR日立駅前から延びる平和通りには約1kmにわたってサクラのトンネルが続き、かみね公園とともに「日本のさくら名所百選」に選ばれています。かみね公園には約1000本、25種類のサクラがあり、中には黄緑色の花をつける珍しいサクラもあります。
平和通り、かみね公園、十王パノラマ公園を会場に開催されるのが、今年57回目を迎える「日立さくらまつり」。4月1日(月)~14日(日)の期間中、平和通りの桜並木がライトアップされるほか、かみね公園と山桜が咲き誇る十王パノラマ公園では、提灯や行灯によるライトアップを楽しめます。
4月6日(土)・7日(日)には、平和通りが歩行者天国となり、山車として国内ではじめて国の重要有形民俗文化財と重要無形民俗文化財に指定された伝統芸能『日立風流物(ひたちふうりゅうもの)(北町)』が公開されます。高さ15mにおよぶ豪壮な山車や五層のからくり舞台で演じられる操り人形芝居が披露され、ユネスコ無形文化遺産にも登録された伝統芸能と桜の共演を楽しむことができます。
<「第57回日立さくらまつり」の開催概要>
◆開催期間:2019年4月1日(月)~14日(日)
◆開催場所:平和通り、かみね公園、十王パノラマ公園(茨城県日立市)
◆主催:日立さくらまつり実行委員会
<主なイベント>
★メインイベント『日立風流物(北町)公開』など★
年に一度、日立さくらまつりに一基だけ公開されるユネスコ無形文化遺産『日立風流物』。今年は北町の山車が公開されます。なお、今年は7年に一度の「神峰神社大祭礼」開催の年に当たり、5月3日(金・祝)~5日(日)に4町4台の山車が一斉公開されます。また、7日には茨城県の県指定無形民俗文化財の「日立ささら」のうち助川ささらが公開されます。さらに日立市市制施行80周年記念事業として、群馬県桐生市の八木節も上演されます。
開催日:4月6日(土)・7日(日)
開催時間:6日/13:00~、16:00~、19:00~ 7日/13:00~、15:00~
開催場所:平和通り
演目:表山/風流太閤記、裏山/風流花咲爺
★プレイベント★
平和通りの一部が歩行者天国となり、土産品の販売や「常陸ノ国グルメフェス」が行われます。
開催日時:3月31日(日)10:30~16:30
場所:日立シビックセンター新都市広場 ほか
★桜のライトアップ★
開催期間:4月1日(月)~14日(日)
場所:平和通り18:00~23:00、日立市かみね公園18:00~21:30、十王パノラマ公園18:00~21:00
★夜間歩行者天国★
開催日:4月5日(金)18:00~20:30
場所:平和通り(市民会館通り~けやき通り)
詳細は、日立市の観光案内サイトをご覧ください。
https://www.city.hitachi.lg.jp/kankou/
<写真提供>
日立市(共同通信PRワイヤーより)