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嫁入り舟も「水郷潮来あやめまつり」─終了しました

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2018.05.24

| 花自慢茨城県

嫁入り舟も「水郷潮来あやめまつり」─終了しました

「水郷潮来あやめまつり」の嫁入り舟／写真提供：（一社）茨城県観光物産協会

茨城県の東南部に位置する潮来市は、東部は北浦、西部は霞ケ浦と北利根川、南部は外浪逆浦に囲まれた水郷です。

江戸時代に行われた、利根川の流れを江戸から銚子に付け替える東遷事業によって、潮来は水運の要所となり一気に栄えました。荷物の積み下ろしをする河岸が発達し、河岸をつくるために運河が発達。その運河を渡るための橋が架かって、川を舟で巡りながら楽しむ十二橋めぐりが今も名物に。

水郷を象徴する花といえば、紫の雅な花を咲かせるあやめ。1976（昭和51）年、「水郷潮来あやめ園」が開園し、約500種類・100万株の色とりどりのあやめ（花菖蒲）が栽培されています。美しく咲き誇るあやめの立ち姿を愛でる「水郷潮来あやめまつり」が、5月26日（土）から6月24日（日）まで開催されます。期間中は、あやめ園の横を流れる前川を手漕ぎの「ろ舟」が運航し、情緒豊かな水の街・潮来を楽しむことができます。

かつては日常の交通手段だった「ろ舟」は、嫁入り舟としても利用されていました。昭和30年代前半まで見られた、「ろ舟」を使って花婿の許まで向かう嫁入り舟が、本物の花嫁さんによって再現されます。嫁入り舟は水郷潮来あやめ園内のろ舟乗り場を出発。「潮来花嫁さん」の記念碑前に到着後、船頭・仲人と共に園路を歩き、出航となります。

期間中、18：30から22：00まで、あやめのライトアップも行われます。昼とは異なる幻想的な雰囲気をお楽しみください。