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『夜ノ森』の桜並木、7年ぶりにライトアップ、小川諏訪神社（いわき市）のシダレザクラも─終了しました

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2017.04.05

| 花自慢福島県

『夜ノ森』の桜並木、7年ぶりにライトアップ、小川諏訪神社（いわき市）のシダレザクラも─終了しました

小川諏訪神社のシダレザクラ／写真提供：うつくしま観光プロモーション推進機構

大震災に伴う福島第一原子力発電所事故の影響により避難指示が出されていた福島県富岡町。2017年4月1日（土）、帰還困難区域を除いて避難指示が解除され、日本さくらの会から「さくら名所百選の地」に選定されていた桜の名所『夜ノ森』地区のライトアップが、7年ぶりに再開されました。

富岡第二中学校周辺やJR「夜ノ森駅」西側の約150本の桜が電灯で照らされ、つぼみが見え始めた桜並木のシルエットが浮かび上がっています。夜の森地区全体には約1500本の桜があり、「桜のトンネル」として親しまれてきた2.4kmの区間の半分以上は、残念ながら帰還困難区域で立ち入りが制限されています。それでも復興に向けて、ライトアップが再開された150本の桜並木。心を震わせる景色が展開されています。

福島といえば、三春の滝桜など名の知られた桜の名所が他にもたくさんあります。いわき市の小川諏訪神社のシダレザクラもその一つ。樹齢500年以上とも言われる市指定天然記念物です。樹高11.5m、幹周3.6mの巨木で、市街地のソメイヨシノより早く咲き始めます。こちらも4月1日（土）から12日（水）までライトアップされています。神社の石段や参道が、竹灯篭でほのかに照らされ、その幻想的な美しさは、また格別です。雅楽の披露や呈茶なども行われています。