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5000株のダリアが咲き誇る「はなわのダリア祭」─終了しました
福島県の南部に位置する東白川郡塙(はなわ)町は、町の総面積のうち約8割が山林で占められています。その中心部には羽黒山を有し、遠い昔から山で木を切り、木材で暮らしを支えてきた塙町では、自然を愛し、自然とともに暮らしてきました。
町名「はなわ」にふさわしく、花と人の「わ・和・輪」でまちおこしをしようと、町をあげてダリアの栽培に取り組んでいます。ダリアが選ばれたのは、華やかで3万種とも言われるほど種類が豊富で、花の期間が4カ月と長く、花だけでなく球根、芽とすべてが活用できるから。
1997(平成9)年、観光や健康を目的とした施設「湯遊ランドはなわ」への誘客を図ろうと、2000㎡のダリア園がオープンしたことをきっかけに、ダリアの町づくりは、3000戸の世帯に球根を配布することから始まりました。庭にデコラ咲き(万重咲き)やカクタス咲き(細花弁の万重咲き)など、華やかなダリアを咲かせてもらおうと、写真コンテストや老人会へのダリア栽培講習会などと併せて実施されました。
ダリア栽培に取り組み始めてから3年目の2001年、塙町から車で1時間ほどの距離にある須賀川市で福島県主催の「うつくしま未来博」が開催され、県内の各自治体が主体となるイベントや出店の募集に対し、塙町では「町民総参加」でダリア園を出展。多くのマスコミに取り上げられたこともあって、町民の意識にダリアが根付き始め、早朝から手入れ等で延べ1000人以上の団体や個人が参加、その取り組みは未来博県民参加プログラムで「優秀賞」を受賞しました。
その後も町内小中学校、老人会など22団体でダリアづくり名人を育成するなど、町全体でダリア栽培に取り組み、今では広さ7000㎡に、300種類、約5000株のダリアが咲き誇る「湯遊ランドはなわ」のダリア園をはじめ、町にはミニダリア園が溢れています。
見ごろを迎える8月1日(月)から10月31日(月)まで、ダリア園および町内各所で「はなわのダリア祭」が開催されます。10月7日(金)から9日(日)には、東京の池袋サンシャインシティで「ダリアの華展」も開かれます。
<「はなわのダリア祭」の開催概要>
◆開催期間:2016年8月1日(月)~10月31日(月)
◆会場:湯遊ランドはなわダリア園および町内各所
◆アクセス:JR水郡線磐城塙駅から車で20分
<「はなわのダリア写真コンテスト」の概要>
塙町観光協会や株式会社塙町振興公社がパンフレットなどに使用する塙町のダリアの写真を募集。応募者全員に参加賞も。
◆募集期限:2016年10月14日(金)必着
◆参加料:無料
◆審査員:自然写真家 鈴木一雄氏ほか
◆応募先:第1部町民の部(塙町民または塙町の通勤、通学者)応募先/〒963-5405 塙町大字塙字桜木町388-1「道の駅はなわ」内塙町観光協会「はなわのダリア写真作品募集」係
第2部一般の部(プロは除く)応募先/〒963-5533 福島県東白川郡塙町大字湯岐字立石21番地 湯遊ランドはなわ内「はなわダリア写真作品募集」係
◆主催:塙町観光協会・塙町ふるさと産業おこし連絡協議会・㈱塙町振興公社
詳細は塙町観光協会の公式HPをご覧ください。
<写真提供>
うつくしま観光プロモーション推進機構
福島県観光情報サイト「ふくしまの旅」