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スポーツ流鏑馬の聖地青森県十和田市で、日本の伝統と文化を体感できる武道ツーリズムを
青森県十和田市を中心とする青森県南地方は、かつて年間1万5千頭におよぶ日本最大の取引が行われた、国内3大馬産地の一つでした。
ここ南部地方一帯は、平安・鎌倉時代から多くの名馬を排出し、十和田市でも藩政時代の1863(文久3)年に馬市が開催されて以来、馬セリで賑わっていました。田畑も集落も少ない大草原で、七戸、六戸、五戸、三戸といった南部馬の大産地に囲まれたこの地は、馬を飼うには最高の土地と考えられ、明治17年に軍馬育成所(後の軍馬補充部)が開設されるなど、馬産地として知られています。
十和田市のシンボルロードとして日本の道100選にも選ばれている官庁街通りは、別名「駒街道」と呼ばれています。もともと軍馬補充部三本木支部があった所で、歩道には蹄鉄が埋め込まれ、馬に関連したさまざまなオブジェが並び、補充部時代に植えられた松や桜が季節を彩っています。
また、主に神事として行われてきた流鏑馬を、だれもが参加できるスポーツとして継承しようと、日本の在来種の血を受け継ぐ馬にまたがり、弓を射る技とスピードを競うスポーツ流鏑馬競技イベント「世界流鏑馬選手権」が2004年から開催されています。
満開の桜並木の下、女流騎士が和種の馬に乗って駆け抜け、試技を披露する「桜流鏑馬」も多くの人々を魅了しています。
このスポーツ流鏑馬の聖地で、日本の伝統と文化を体験できる「3日間流鏑馬集中レッスンパック」が6月から11月にかけて開催されます。3日間8時間、個人技能に応じて行われるレッスンプログラムで、2020年から開催され、昨年は国内外から約30名が参加。中には海外からのリピート参加者もいて、馬を通じた国境を越えた交流が始まっています。
<「3日間流鏑馬集中レッスンパック」の概要>
駈歩(かけあし)を習得した方に向けて、個人技能に応じて、流鏑馬基礎理論学習・騎乗練習・弓練習・和馬装講習などを行うレッスンプログラムです。年齢・性別・国籍関係なく誰もが取り組めます。
◆開催期間:2024年6月12日(水)~14日(金)、 7月10日(水)~12日(金)、8月21日(水)~23日(金)、9月4日(水)~6日(金)、10月9日(水)~11日(金)、10月30日(水)~11月1日(金)
◆スケジュール:
1日目午後2時間(14:00~16:00)
2日目全日4時間(10:00~12:00、14:00~16:00)
3日目午前2時間(10:00~12:00)
◆場所:有限会社十和田乗馬倶楽部(青森県十和田市大字三本木字佐井幅115-2)
◆参加料金:60,000円(税込み、1人・3日間8時間) ※弓レンタルは別途(500円/日)
◆対象:駈足(かけあし)取得者(乗馬ライセンス3級推奨)
◆予約:7日前までに十和田乗馬倶楽部公式サイトにて受付
http://towada-joba.com/sakurayabusame3days/
詳細は、(有)十和田乗馬倶楽部の公式サイトをご覧ください。
http://towada-joba.com/
<写真提供>
(有)十和田乗馬倶楽部(共同通信PRワイヤーより)