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日吉神社中の申祭宵祭「嫁見まつり」─終了しました
秋田県能代市は県の北西部に位置しています。奥羽山脈に源を発する1級河川・米代川が地域の中央を東西に流れ、その下流部には能代平野が広がり、大部分が農地として活用されています。世界自然遺産・白神山地と日本海を有する、豊かな自然に恵まれています。
古代、中世と長い伝統に培われた個性的な文化が色濃く残り、「天空の不夜城」と称される日本一の大型城郭灯籠がまちを練り歩く「能代七夕」が知られていますが、5月には日吉神社の「嫁見まつり」が行われます。
日吉神社は、1533(天文2)年4月「中の申(なかのさる)の日」に創祀された能代最古の神社。ご神体を奉安した日にちなみ、旧暦4月に「中の申祭」が斎行され、その宵祭として行われるのが「嫁見まつり」。前年の旧暦4月中の申以降に結婚した新妻たちが、良縁を感謝し、打掛姿となって行列を整え、そろって参拝するという全国でも珍しい行事です。
日吉神社は縁結びの神として崇められており、昭和初期ごろは、新妻や少女たちが着飾って神社に集まっていましたが、1965(昭和40)年ごろから、一年以内に結婚した初嫁が花嫁衣装を着て、良縁感謝と末永い幸福を祈願する祭りとなり、神社の参道を参列するようになりました。最近では、幸せな結婚を願う未婚女性も参加するようになったとか。
今年は5月20日(土)の開催となります。宵祭りでは、能代市文化財の「日吉神社御神幸祭絵図」と「五丁山」の特別公開、能代盆栽会による盆栽展などが行われます。正午から日吉神社境内で縁日も。
嫁見行列終了後、柳町に会場が移り、kids着物行列、花嫁道中、富くじ大抽選会などが行われます。
<日吉神社中の申祭「嫁見まつり」の開催概要>
◆開催日:2017年5月20日(土)
◆開催時間:宵祭り/16:00~、嫁見行列開始/17:30~
◆開催場所:日吉神社(秋田県能代市御指南町3-24)
◆アクセス:JR「能代駅」から徒歩約10分
詳細は、特定非営利活動法人 能代観光協会の公式HPをご覧ください。
<写真提供>
(一社)秋田県観光連盟
秋田県観光総合ガイド「あきたファン・ドッと・コム」