まち自慢.net
2017.04.12
|
花自慢
群生、密度ともに日本一の規模を誇る「かたくり群生の郷」開園─終了しました
世界に25種以上あると言われるカタクリ。ユリ科の多年草で、日本古来の球根植物として本州から中部以北に多く見られ、地中の肥大した円柱形の鱗茎にでんぷんを多く含み、これを砕いて、水にさらして片栗粉をとります。
秋田県仙北市西木町八津・鎌足地区では、この地方特産の西明寺栗を栽培していますが、この栗林にカタクリが自生、その規模は20haで、なんと東京ドーム4.2個分にも及びます。
これだけの規模の群生が見られるのは国内でも珍しく、栗の木の剪定や間伐によって日当たりがよく、徹底した肥培管理で堆肥がカタクリの群生に適した栄養分になっているためと言われています。地元住民がカタクリの花を守ろうと、保存会をたちあげ園内の整備や施設の維持管理を行っています。
雪国に春の到来を告げるように、4月中旬ごろ薄紫の花が咲き、5月上旬にかけて「かたくり群生の郷」が開園します。開園期間中は、かたくり館に食事・特産品販売コーナーが開設されます。
花言葉の「初恋」が示すように、うつむいて、寄り添って咲くカタクリの花をお楽しみください。
<「かたくり群生の郷」の概要>
◆開園期間:2017年4月15日(土)~5月3日(水・祝)
◆場所:かたくり群生の郷(秋田県仙北市西木町八津・鎌田)
◆開園時間:8:00~17:00
◆アクセス:「角館駅」から秋田内陸線で「八津駅」下車、徒歩5分
◆入園料:300円※かたくり群生の郷整備資金に活用されます
詳細は、仙北市の公式HPをご覧ください。
http://www.city.semboku.akita.jp/
<写真提供>
秋田県観光総合ガイド
「あきたファン・ドッと・コム」