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大府(おおぶ)のサクラから分離した酵母を使った清酒「桜舞(おおぶ)」が完成
愛知県大府市は知多半島の北端にあり、自動車産業が盛んで、愛知用水を利用した近郊農業も行われている緑豊かな地です。
2020年、大府市では市制50周年を記念して「サクラ」を市の木に指定しました。さらに市民にサクラをより身近に感じてもらおうと、あいち産業科学技術総合センター食品工業技術センターや中埜酒造株式会社の協力を得て、地元関係者と「サクラ清酒プロジェクト」を立ち上げ、大府市のサクラの花から酵母を分離した特別なお酒づくりに着手。このほど爽やかな酸味が、ほんのりとした甘さとバランス良く調和した、フルーティな低アルコール清酒「桜舞(おおぶ)」が完成しました。
愛知産業科学技術総合センター食品工業技術センターの「自然界から酒造りやパンに適した酵母を分離・選別する技術」を活用して、2020年3月末に大府市内4カ所で採取したサクラの花から酵母の分離を試みた結果、二ツ池(ふたついけ)公園のソメイヨシノの花から清酒醸造に適した酵母の分離に成功。「おおぶ酵母」と名付けられた酵母は、センターで特徴解析が行われ、その技術指導の下、中埜酒造株式会社(愛知県半田市)で醸造が開始されました。
大府市と大府市観光協会、地元酒販売店などでサクラ清酒プロジェクトを立ち上げ、商品仕様やデザイン、販売方法などを検討、さまざまな関係機関の連携協力のもとできたお酒です。商品名の「桜舞」は、2021年4月に市民から公募して名付けられました。「大府市」の「大府」の響きと重ねて「おおぶ」と読みます。
そして、いよいよ2021年9月4日(土)から500セット限定で販売されます。
<「サクラ清酒「桜舞」の販売について>
2021年9月4日(土)の大府市50周年Plus1記念式典以降、大府市内酒販店2店において限定販売されます。
■特徴:アルコール度数が低く、爽やかな酸味と甘みがバランスよく調和し、ライチやマスカットを思わせる、甘い果実系の香りを持ち、強いお酒が苦手の方でも飲みやすいお酒です
■販売仕様:200ml瓶2本セット(うすにごり酒とスパークリングの2種類)
■販売予定価格:1セットあたり2,200円(税込)
■販売数:500セット限定
■販売開始:9月4日(土)から、8月27日(金)から予約受付開始
■販売店:ふじや酒店(大府市共和町3-16-12)、げんきの郷(大府市吉田町正エ門新田1-1)
■サクラ清酒プロジェクト メンバー:大府市、大府市観光協会、有限会社ふじや酒店、株式会社げんきの郷、KURUTOおおぶ
詳細は、あいち産業科学技術総合センター食品工業技術センターの公式HPをご覧ください。
http://www.aichi-inst.jp/shokuhin/
<写真提供>
大府市 共同通信PRワイヤーより