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日本三大七夕まつりの一つ「一宮七夕まつり」─終了しました
濃尾平野の中央に位置する愛知県一宮市は、古くから真清田(ますみだ)神社の門前町として尾張北西部の経済の中心として繁栄してきました。江戸時代には縞木綿や絹織物の生産地として広く知られ、明治以降、工業化された毛織物工業の中心地として急速に発展、今でも総合繊維産業都市として知られています。
一宮市民の守り神である真清田神社の祭神「天火明命(あめのほあかりのみこと)」の母神「萬幡豊秋津師比売命(よろずはたとよあきつしひめのみこと)」は、真清田神社の本殿の西側にある服織(はとり)神社に祀られ、太古から織物の神様として崇められてきました。一宮は、その加護によって織物業が発達したとも言われています。
織物と関係の深いお祭りといえば、牽牛・織女にちなんだ七夕まつり。一宮では、1956(昭和31)年から毎年7月の最終日曜日をフィナーレとする「おりもの感謝祭一宮七夕まつり」が開催されています。市民の夏の最大のイベントとして根付き、その飾りつけの豪華さは、仙台、平塚とならぶ日本三大七夕まつりの一つとも言われています。
今年も7月28日(木)から31日(日)まで、本町商店街を中心に市内一円で開催されます。期間中、真清田神社、本町商店街、尾張一宮駅前ビル‐iビルで、ステージや特設舞台、イベントブースが多数用意され、盆踊り大会、ミス七夕・ミス織物による人力車七夕道中、内水大作戦などが行われ、日本舞踊、民謡、バンド演奏、和太鼓演奏など市民参加型のイベントも盛りだくさんに行われます。一宮市がまちづくりの一環として力を入れている“コスプレ”の「パレード」も行われ、毎年数多くのコスプレイヤーが参加します。
中でも最大の見ものは、一宮市特産の毛織物を服織神社に奉納する「御衣(おんぞ)奉献大行列」。ミス七夕、ミス織物も参加する全長500mにも及ぶ大行列です。
<「第61回織物感謝祭 一宮七夕まつり」の開催概要>
◆開催期間:2016年7月28日(木)~31日(日)
◆場所:本町商店街(愛知県一宮市本町1~3丁目)ほか
◆アクセス:JR東海道本線「尾張一宮駅」または名鉄名古屋本線「名鉄一宮駅」下車
◆主催:おりもの感謝祭一宮七夕まつり協進会・真清田神社
詳細は公式サイトをご覧ください。
http://www.138ss.com/tanabata_bunner/index_tanabata.html
<写真提供>
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