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2024.11.14
| 観光名所自慢 岡山県

備中松山城、紅葉と雲海のシーズンに 

雲海の中の備中松山城/写真提供:岡山県観光連盟

岡山県の中西部に位置し、県下三大河川の一つ高梁川が中央部を流れ、その両側に吉備高原が東西に広がる高梁(たかはし)市。古来「備中の国」の中核を占め、近世では幕藩体制のもとに松山藩の中心として、近代以降においても政治、経済、教育の中心地として栄えました。

市街地の北端にそびえる標高約480mの臥牛(がぎゅう)山に築かれた備中松山城は、現存する天守12城の中で唯一「山城」の形態をとり、鎌倉時代から戦国時代には「戦のための城郭」として、江戸時代には「備中松山のシンボル」として親しまれてきました。「おしろやま」の愛称で呼ばれる臥牛山は、大松山、天神の丸、小松山、前山の4つの峰の総称で、備中松山城は臥牛山全域に曲輪や堀切が残る「中世城郭」と、建物や石垣・土塀が残る「近世城郭」の両方を見学することができます。

現在、一般的に備中松山城として認識されているのは、標高430mの小松山にある近世城郭部分で、中世城郭であったお城を、近世城郭に改築したものです。国の重要文化財である天守をはじめ、二重櫓や土塀の一部が現存しています。

備中松山城では、9月下旬から4月初旬にかけて、特に10月・11月には、雲海に包まれる幻想的な姿を見ることができます。

朝の冷え込みが徐々に強まり、前日の気温と当日の朝の気温差が大きいほど、雲海が濃く、お城付近まで雲が上がった状態の雲海を見ることができると言われています。

さらに、秋には、大手門付近の木々が紅葉し、岩壁が燃えるような朱色に覆われます。いよいよ雲海と紅葉のシーズンの到来です。

2018(平成30年)7月の豪雨後に住み着いた、「猫城主さんじゅーろー」も待っています。

※雲海は天候や気温などに左右されるため、常に見えるわけではないことをご了承ください。

 

<備中松山城について>

◆所在地:岡山県高梁市内山下1

◆アクセス:JR伯備線「備中高梁駅」下車、タクシーで約10分、「備中松山城(ふいご峠駐車場/八合目)」下車、天守まで徒歩約20分。備中高梁駅から徒歩約90分。
車で岡山道賀陽ICから西に国道484号線および国道180号線を経由して、「城見橋公園駐車場(五合目)」まで約30分。城見橋公園駐車場から「ふいご峠駐車場」まで、登城整理バス(運行日要確認)で約5分、徒歩で約30分。

◆入場料:大人500円、小中学生200円

◆共通券:3館(備中松山城・武家屋敷館・頼久寺)共通券1,000円、5館(3館+郷土資料館・山田方谷記念館)共通券1,500円

◆開城時間:10月~3月/9:00~16:30、4月~9月/9:00~17:30
※最終入城時間:閉城時間の30分前

◆休城日:12月29日~1月3日

 
詳細は「天空の山城 備中松山城」の公式HPをご覧ください。
https://www.bitchumatsuyamacastle.jp/

 
<写真提供>
公益社団法人 岡山県観光連盟
「岡山観光web 晴れの国×くだものの王国」
https://www.okayama-kanko.jp/

 

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