生活文化創造都市推進事業

ファッションタウン構想について

 

 

1.「ファッションタウンとは」

「ファッションタウン」とは、地域産業が地域コミュニティを育て、地域コミュニティが地域産業をはぐくむという視点で、地域の生活文化産業の”ものづくり”と、生活文化を生かす場である”まちづくり”とが一体となって動いている、活力ある生活圏(街、地区、地域、都市)です。

「ファッションタウン構想」は、このような活力ある生活圏を地域ごとの特色を生かして探っていこうとするもので、地域産業のグローバルな発展を図りつつ、その地域が有する伝統・歴史・自然環境などの地域固有の資産と融合しながら、内発型で個性的なまちづくりを推進する運動です。

この構想は、当初通商産業省(当時)の新繊維ビジョンで提唱された繊維産地活性化対策の一環としてスタートしましたが、現在では繊維産地にとどまらず、全国で20以上の都市・地域がさまざまな形で推進に取り組んでいます。

 

2.ファッションタウン構想の歩み

 

1993年 通商産業省の「新繊維ビジョン──市場創造とフロンティア拡大に向けて」の中で、”産地再生の試みと地域計画の連動”という視点から、“ファッションタウン”が通産省の新戦略の一つとして明確化される。(財)日本ファッション協会では、この新繊維ビジョンに先駆けて、ファッションタウンのコンセプトを明らかにし、事業化の手法等の確立を目指して、全国7地域のモデル地域を選定し、実態調査を実施。
1994年 ※ 全国7地域=桐生市(群馬県)、富士吉田市(山梨県)、東京都墨田区、一宮市(愛知県)、今治市(愛媛県)、別府市(大分県)、熊本市
1997年 「ファッションタウン・サミット桐生’97」開催(群馬県桐生市)。
1998年 「ファッションタウン・サミット熊本’98」開催。
1999年 ファッションタウン推進地域のデジタル型交流を図るため、通商産業省の支援を得て、「ファッションタウン情報インフラ整備」事業スタート。 「ファッションタウン・サミット今治’99」開催(愛媛県今治市)。
2000年 「ファッションタウン・サミット2000 in すみだ」開催(東京都墨田区)
2001年 新・地域巡回型全国会議「ファッションタウンづくり全国大会──北九州会議──」開催(福岡県北九州市)
2002年 「ファッションタウンづくり全国大会2002『児島大会』」開催(岡山県倉敷市児島)

 

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