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生活文化創造都市推進事業
生活文化創造都市「高岡地域会議」開催報告(平成26年10月2日開催)
テーマ:アート&クラフト・クリエイティブシティ
2014年10月2日(木)、富山県高岡市のホテルニューオータニ高岡で、「生活文化創造都市推進事業『高岡地域会議』」を開催しました。基調講演に、2013年に高岡銅器の現場を舞台にした短編映画「すず」を制作したクリエイティブディレクターの菱川勢一氏を迎え、同志社大学特別客員教授の佐々木雅幸氏をコーディネーターとするパネルディスカッションを実施。高岡市内外から約150名の参加を得て、「アート&クラフト・クリエイティブシティ」をテーマに議論しました。
開催概要
◆ 開催日時: 平成26年10月2日(木)14:00~16:30
◆ 会 場 : ホテルニューオータニ高岡(富山県高岡市新横町1番地)
◆ 参加費 : 無料
◆ 主 催 : 一般財団法人 日本ファッション協会
◆ 共 催 : 高岡市
◆ 後 援 : 高岡商工会議所
◆ 参加者 : 約150名
第1部 基調講演 「アート&クラフト・クリエイティブシティ」
◆ 講 師: 菱川 勢一氏 クリエイティブディレクター、映像作家、写真家、DRAWING AND MANUALファウンダー
菱川氏自身が取り組んだ徳島県の「vs東京」プロジェクトやNHK大河ドラマ「八重の桜」のオープニング制作などを通して、映像などのクリエイションができる地域の活性化について映像を交えてお話いただきました。最後に高岡を舞台にした短編映画「すず」について、キーワードは「大人たちが文化的に真面目に、世界的に遊ぶのだ」であったことが紹介されました。大人たちがおもしろがって遊べば、自然と人が集まる。熱意のある場所には熱意のある人たちが集まるというお話に、力づけられました。
第2部 プレゼンテーション 「生活文化創造都市と先行事例について」
◆ 講 師: 佐々木 雅幸氏 同志社大学特別客員教授 文化庁文化芸術創造都市振興室長
イタリアのボローニャや金沢市、墨田区など国内外の事例を紹介しながら「生活文化創造都市とは何か」についてわかりやすく説明していただきました。
第3部 パネルディスカッション 「伝統文化・産業を活かした創造都市のあり方」
◆パネリスト : 桑野 和泉氏 株式会社玉の湯 取締役社長 一般社団法人由布院温泉観光協会 会長
髙橋 正樹氏 高岡市長
吉本 光宏氏 株式会社ニッセイ基礎研究所 研究理事
◆コメンテーター : 菱川 勢一氏 クリエイティブディレクター
◆コーディネーター : 佐々木雅幸氏 同志社大学特別客員教授 文化庁文化芸術創造都市振興室長
高岡市の髙橋市長から高岡市の特性と「文化創造都市高岡」を目指しての取り組みについてのご報告の後、桑野氏から、由布院のこれまでの取り組みについてお話いただきました。ここで、佐々木氏からの高岡が目指していること、由布院がこれまで取り組んできたことを、スケールアップして日本全国で取り組むために、2020年の東京オリンピックの文化プログラムを活用できないかという提案を受け、吉本氏からロンドンオリンピックを例に、オリンピックの文化プログラムについてお話いただきました。2020年に向けて、国全体で文化による日本再生を目指そうとしている今、高岡の目指す「アート&クラフトシティ」は大変意味のある都市づくりであるという佐々木氏の言葉でパネルディスカッションを締めくくりました。
高岡地域会議視察会
10月2日(木)および3日(金)に高岡市内の視察会を実施しました。
★「万葉集全20巻朗唱の会」への参加 訪問日時:10月3日(金)11:30~12:30
「高岡万葉まつり」のメインイベントとして行われている「万葉集全20巻朗唱の会」は、全国から万葉集の朗唱者2000人を募集して連続3昼夜にわたり高岡古城公園の特設水上舞台で万葉集全20巻4516首をリレー方式で歌い継ぐイベント。万葉衣装に身を包み、五六番から七八番までを朗唱した。 |
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