生活文化創造都市推進事業

生活文化創造都市「新潟地域会議」開催報告(平成23年1月26日開催)

シンポジウム「“創造性”がまちを刺激する」<開催速報>

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2011年1月26日(水)、新潟市中央区のホテルイタリア軒で、生活文化創造都市推進事業・新潟地域会議「シンポジウム“創造性”がまちを刺激する」を新潟市との共催で、新潟商工会議所、新津商工会議所、亀田商工会議所の後援を得て開催し、約150名の方にご参加いただきました。

 

寒い中、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

開催概要

 

開催日時

会  場

入場料

主  催

共  催

後  援

: 平成23年1月26日(水)15:00~17:30

: ホテルイタリア軒 3階 サンマルコ(新潟市中央区西堀通り)

: シンポジウム参加費 無料

: 財団法人日本ファッション協会

: 新潟市

: 新潟商工会議所、新津商工会議所、亀田商工会議所 

プログラム
講演

「デザイン都市 神戸への想い」 株式会社フェリシモ代表取締役 矢崎和彦氏

パネルディスカッション

コーディネーター:

パネリスト:

 

 

コメンテーター

: 佐々木雅幸氏  大阪市立大学大学院創造都市研究科教授

: 太下 義之氏 三菱UFJリサーチ&コンサルティング芸術文化政策センター主席研究員

迫 一成氏 クリエイト集団ヒッコリースリートラベラーズ 代表

: 篠田 昭氏 新潟市長

: 矢崎和彦氏

<講演> 「デザイン都市 神戸への想い」

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矢崎和彦氏 株式会社フェリシモ代表取締役 株式会社フェリシモが1994年12月に大阪から神戸への移転を発表した直後の95年1月、あの震災があり、それでも同年9月に神戸へ移転したのは、自分たちが活動する舞台として神戸というまちがふさわしく、神戸が持っている資源と融合することによって、フェリシモがさらに高度化することができると考えたという矢崎氏。その後、矢崎氏が中心となって行政及び経済界の協力を得て、ユネスコの「クリエイティブ・シティーズ・ネットワーク」へ申請、2008年「デザイン都市」として認定されるまでの経緯が語られました。この「クリエイティブ・シティーズ・ネットワーク」に、現在、神戸・名古屋・金沢の3市を含め世界各国から27の都市が認定されています。認定されるには、行政が主導するだけではなく、経済界や文化施設・団体、市民の盛り上がりが必要と指摘されました。

<パネルディスカッション>

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コーディネーターの佐々木氏からの「クリエイティブ・シティ=創造都市」とは何かというお話を受けて、3人のパネリストとコメンテーターとして参加の矢崎氏から、それぞれの視点による新潟市の創造都市としての魅力と可能性について議論がなされました。

新潟市のマンガ・アニメを活用したまちづくり構想に関わっている太下氏からは、多くのマンガ家を排出している新潟市は、マンガを文化として振興奨励している先進地域として世界から注目を集められる可能性があるとの指摘がありました。

 

「日常を楽しもう」とのコンセプトに基づき、新潟市の上古町の店舗を拠点に地域の人々とともにさまざまな活動を展開している迫氏は、自分たちができる小さなことを積み重ねているだけなのに、周りの人々からほめられ、ますますやる気になれる。新潟は寛容性のあるまちとの発言がありました。

 

篠田市長からは、新潟市には、様々な分野で創造的な活動をされている市民も多いが、行政がそれを受容する力がある。「食」に関わる経済界・市民などが、ユネスコ創造都市ネットワークへの挑戦に向かうのならば、市としても後押ししたい。また、韓国、ロシアなどとの文化交流を「環日本海創造都市交流」といった形で進めていければ、新潟市は特徴的な創造都市になれるのではないか、とのお話がありました。

 

矢崎氏から、ユネスコの担当者にユネスコの考える「文化」とは何かを尋ねたとき、「文化とは生活」だという答えが返ってきたというお話が披露されました。また、新潟の企業ともいろいろなネットワークが組めればいいと提案されました。

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佐々木氏からの、ユネスコの「クリエイティブ・シティーズ・ネットワーク」は、グローバルな文化交流を行うには非常に優れた取り組みであり、新潟が環境的な面を含め、どういうグローバルな貢献ができるかを幅広く議論してほしいとのお話でパネルディスカッションを終了しました。

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