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活動履歴
2013 シンガポール大会
概要
1. アジアファッション連合会(AFF)参加国
AFF Japan 一般 財団法人日本ファッション協会(JFA)
AFF China China Fashion Association (CFA)
AFF Korea Korea Fashion Association (KFA)
AFF Singapore Textile Fashion Federation Singapore(TAFF)
AFF Thailand Thai Garment Manufacturers Association(TGMA)
AFF Vietnam Vietnam Textile & Apparel Association (VITAS)
2. AFFについて
ファッションを生活文化全般と広く捉え、加盟国の相互理解の下、各国の生活文化の向上を図ると共に、相互ファッションビジネスを活性化させ、アジアのファッションを世界に発信することを目的に2003年12月に日中韓の連合会として発足。その後、2007年にシンガポール、2008年にタイ、2009年にベトナムが加盟し、今年で11年目を迎える。
3. 大会概要
AFF大会は、生活文化向上の啓発、および、参加国の相互理解・交流をベースにファッションビジネスの活性化を目的とし、年に一度、加盟国持ち回りで開催している。
第10回シンガポール大会は、官民一体となって進めるアジア最大級のファッションイベント「Asia Fashion Exchange (AFX)」と会期を合わせ、AFFファッションショーや、AFFセミナーをそれぞれ同会場で実施。国内外から約2万人のファッション関係者が集うAFXの場を活用し、AFF活動の周知や、グローバルビジネス展開の機会を創出した。
今大会では、AspirAsia (Aspire Asia) をテーマに、各国デザイナーが都会的で洗練されたクリエイションを発表するファッションショー、国内外からファッション業界のオピニオンリーダーが講演する国際シンポジウム、情報交換や人的交流促進を図るレセプション・パーティーを実施。併せて、AFXのコンテンツのひとつである国際見本市「Blueprint」会場内にAFFブースを設け、ファッションショーに参加したブランドのコレクションを展示した。
また、産業視察としてファッションストリートの見学や、PARCO NEXT NEXTの訪問を通し、ファッションハブ構想を掲げるシンガポールの現状を視察。加えて、急速な経済発展を遂げるミャンマーを訪れ、ビジネスの可能性を探る視察を行った。
4. トップ会談
5月16日(木) 14:00~17:00 Raffles City Convention Center, VIP Lounge
昨年度に新規創設を検討したAFFワーキンググループについては、日本とタイが中心となり作成した設置要綱に基づき新設が決定、各国の事務局長がワーキンググループリーダーとして就任した。更に、同グループにて初回に取り組むべき課題についても話し合われ、初年度は①ビジネスマッチング強化、②デザイナー支援の2項目の発展に着手することとなった。併せて、引き続き生活文化の向上に関する活動を推進する。
既に公開しているAFFオフィシャルサイトについては、引き続きコンテンツ拡充に努めると共に各国情報の更新頻度を高めることでサイトの活性化を図ることとなった。
次回の大会は、タイが主催国となり2014年3月中旬、バンコクにて開催する予定。
5. プログラム
(1) オープニングセレモニー
5月16日(木) 9:00~9:30 Raffles City Convention Center, Stamford Ballroom
各国AFF代表挨拶
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AFF Singapore委員長 |
Mr. David WANG |
AFFシンガポール David Wang委員長より |
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AFF中国 Zhang Qinghui委員長長代理より |
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AFF日本 平井委員長より |
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AFF韓国 Dae Yun WON委員長より |
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AFFタイ Sukij KONGPIYACHARN委員長より |
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AFFベトナム Dang Phuong Dung副委員長より |
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左から ○韓国委員長 ○シンガポール委員長 ○日本・平井委員長
○タイ委員長 ○中国委員長代理 ○ベトナム副委員長
(2) セミナー
5月16日(木) 9:30~12:30 Raffles City Convention Center, Stamford Ballroom
世界各国のオピニオンリーダーによるセミナーを実施。今回は、講師にルイヴィトンのアジアグループ代表、フロントランナーとして活躍するシンガポールアパレル企業の取締役、国際展開の合理化を提案する小売業のディレクター3名をお招きし、ビジネスチャンスの創造や、経済状況に左右されないブランディングのヒント、小売業の範囲を拡大し今後の可能性を探る重要性などについての見識を聴講した。
第1部 「Going for growth in the world of change」
《講師》 Mr. Ravi Thakran, Group President, LVMH
《要約》
世界の変化と共に主要国のGDPは、変貌を遂げた。特に中国については、データ上、2005年にフランス、2006年にイギリス、2007年にドイツ、2009年に日本のGDPに追いついている。
また、高級品市場でも2012年に中国での売上高が第1位となり、アジア顧客が市場規模の50%に達する結果となった。更に、淘宝(タオバオ:中国のショッピングサイト)の1日の売り上げは、アメリカのCyber Monday(オンラインショップにおけるホリデーシーズンのセール初日)の販売額を既に上回っている。LVMHは、アジア戦略として中国人消費者の動向・趣向を認識することで、2012年の総収入281億ユーロを維持した。
LVMH は60を超える有名ブランドを保有し、世界各地で3200以上の店舗を展開、70カ国に計10万人を上回る従業員を抱え、ラグジュアリー商品を扱うリーディングカンパニーである。各ブランドは、革新と創造性、優れた商品とサービス、ブランドイメージの強化、起業家精神、リーダーシップといったコアバリューに忠実でいることで“art de vivre”(life is art)を具現化している。
アジアの製品を広めるためには、西洋の製品=ラグジュアリーと定義する消費者の見識を変える必要がある。その際は、創造性のある人材の起用、精妙な製品、美しいパッケージ、ビジュアル・マーチャンダイジング、凝った店内デザインといった西洋の方策を取り入れるとよい。
更に、特注生産や、スタッフ教育による顧客満足度の向上、特別なポイントサービス、より良いデリバリシステム、ソーシャルメディアとイーコマースの導入を提案したい。時代の変遷時に成長を遂げたアジアンブランドの大半は、このような手法を吸収・実践している。
アジアの時代は、本格的に始まっている。
第2部 「Building a fast fashion brand for Asia」
《講師》 Ms. Ann Kositchotitana, Founder & managing Director, Front Row Group
《要約》
Front Row Groupは、小売り(Front Row, A.P.C, FLYNOW)、卸売、フランチャイズ(Front Row Studio, HLS Group)、クリエイティブ・プロダクション、および、コンサルタント業を行っている。現在は、ブランド発掘や大規模な取引先開拓、新しいマーケット進出が容易ではない。故に、小売については、常に時代の先を見越し、国際化の拡充、次世代のファッションクリエーターの発掘に力を入れている。また、目利き消費者が、次に何を望むのかということをしっかり把握した対応を取り、更に、国内外のメディア対策については、非常に有能なチームを編成している。
マーチャンダイジングを成功させるポイントは、以下の7点。①無条件に自社商品を愛さないこと、②マーチャンダイジングではなくプロダクト優先にすること、③新しいアイディアを試すこと、④調整力を強化すること、⑤売らないものは処分すること、⑥イチから始めず、連携協力すること、⑦ブランドに対してはキュレーターになること。
第3部 「5 Retailing trends you will want to watch」
《講師》 Ms. Mercedes Gonzalez, Director, Global Purchasing Companies
《要約》
敏感な消費者を抱えるファッション産業は、現在、危機的状況にある。ブランドは、消費者動向の理解を怠ったため、製品はコンセプト設定から8~12カ月で店舗に置かれ、至る所に同じようなものが存在する。更に、ポイントサービスが過剰。
今こそ、小売モデル再建の時である。我々は、産業文化を変えなければならない。消費者の声に関心を寄せ、勇気をもって変化を選択しよう。変化を起こすにあたり取るべき方法は、以下の5点。①ターゲットをあいまいにしないこと。②ビジュアル、マーケティング、ソーシャルなどに明確なイメージを持つニッチでコアな顧客の意見を支持すること。これによりコア層を疎外することなく、消費者数拡大も図れるだろう。③Twitterやfacebookなどのソーシャルメディア対応については、モチベーションが何であるかを自問すること。④ショップに来店する価値を顧客にどう示すかを考えること。⑤消費要因には、デザインのイノベーション、素早い注文対応、品質価値、情緒的な繋がり等があることを把握すること。
現代の消費者は、価格よりも時間を優先する傾向にあるため、リテイラーは、良いコレクションを持っていなければならない。バイヤーは、ファッションエディターや販売プロ、スタイリストにもならなくてはいけない。小売ブランドは、ブランドの差別化が出来ているか、コアターゲットをどう理解しているか、顧客の期待にどのくらい迅速で柔軟に対応できるかを重視しなければならない。
セミナー風景
(3) レセプションディナー
5月16日(木)18:00~20:00 Raffles City Convention Center, Swiss Cafe
加盟国メンバーが参加し、意見・情報交換等を通して参加者間の交流が行われた。
(4) ファッションショー
5月17日(金)14:00~15:00 Pit Building (Blueprint会場内)
加盟各国にて将来を嘱望されるデザイナーによるファッションショー。今回は、「AspirAsia」 (Aspire Asia) をテーマとし、都会的で洗練された作品を披露。各国の選抜デザイナーは、豊かな感性と、高い技術力により創り上げたコレクションそれぞれ15点を発表、計90点がランウェイを彩った。
ショーは、国際展示商談会「Blueprint」の会場にて実施し、世界各国から集まったメディアやバイヤーを初めとするファッション業界関係者にもアジアンクリエイションの魅力をアピールした。
また、Blueprint会場内にAFFコレクションコーナーを設け、参加デザイナーのコレクションを展示することで、グローバルなビジネス展開の機会を提供した。
参加デザイナー
AFF Japan
designer 森川 マサノリ
Label CHRISTIAN DADA official site
【プロフィール】
1984年生まれ。「CHARLES ANASTASE」より独立した後、2010A/Wシーズンより自身のファッションブランド「CHRISTIAN DADA」をスタート。2011A/Wより単独ランウェイ形式でコレクションを発表。また、2011年6月に行われたMTV AID JAPAN AWARDのレディー・ガガの衣装を手がけ、紅白インタビュー衣装にも使用される。更に翌年、世界ツアー用衣装をアルマーニ以外のデザイナーで初選出されるなど、多岐に渡り活躍中。
【ブランドコンセプト】
アドレッセンス (思春期) 性を持ったプロダクトアウト。服を『着る』というだけの概念にとらわれず、各個人のアイデンティティをひとつのツールとして表現する。
AFF China
Designer Zou You
Label YOUZ official site
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【プロフィール】
China Central Academy of Fine Arts教授、The Beijing Institute of Fashion Technology学士アドバイザー。 -
ファッションデザインやデザインマネージメントの実践や研究に献身し、多くのアート・デザインプロジェクトに参画する。
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2009年に自身のブランド「YOUZ」を立ち上げ、China Fashion Weekや、韓国・プサンにてコレクションを発表。
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2011年には、イタリア・ミラノで行われた「The Vogue Talents Corner exhibition」に出展した。
【ブランドコンセプト】
実用性と人間性を合わせ持ち、創造性と個性を主張する。
AFF Korea
Designer Suk Tae Lee
Label KAALEISUKTAE official site
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【プロフィール】
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1997年、自身のブランド「KAALEISUKTAE」を立ち上げる。
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2000-2003年、ブランド「MINIMUM」、「Objee Y&K」、「Lie Sang Bong Paris Collection」、「YK038」のチーフデザイナー
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2010-2012年、各国のトレードショー「Tranoi Paris」、「Coterie New York」、「The Train New York」、「Blueprint」に出展
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2012年、Herald /Dong-A TV主催「Designer of the Year」、Korean Federation of Textile Industries主催「The Excellent Brand」 受賞
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2012年、Seoul Collectionに9回目の参加
【ブランドコンセプト】
アバンギャルドを追求するモダンブランド。ハンディクラフトにこだわり、ストリートファッションと文化的な感性を探求する。
AFF Singapore
Designer Priscilla Shunmugam
Label Ong shunmugam official site
- 【プロフィール】
中国人の母とインド人の父を持つ。 - 大学卒業後、ロンドンファッションカレッジに留学。
- 帰国後、2010年に自身のブランド「Ong shunmugam」を立ち上げる。
- 2011年、Raffles Placeにショップをオープン。
- 2012年、パリコレ初参加。Elle Awardsにてシンガポールデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
- また、2012年よりシンガポール・ナショナル・ミュージアムにて講演会を実施するなど広く活躍する。
【ブランド/コレクションコンセプト】
伝統的なアジアンドレスの提議や概念に革新をもたらす。アジアの美意識やテキスタイル、服飾の歴史を取り入れ、現代女性にオリジンとアイデンティティについて語りかける。
AFF Thailand
Designer Bhubawit Kritpholnara
Label ISSUE official website
- 【プロフィール】
Thai Vichitsin College in Fine Art卒業後、自身のブランドISSUEを立ち上げる。 -
1999年、バンコク市内のSiam Squareに初出店。現在は、バンコク市内に5店舗を展開する。
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2002年、Elle Fashion Weekにて初コレクション発表
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2003年、ミラノで開催するWHITE trade fairにタイデザイナー代表として参加
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2005年、Bangkok Fashion Week初参加
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2009年、Design For Asia Awardにて銅賞受賞
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2011年、シンガポール・Men’s Fashion Weekにてコレクションを発表
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他にも、自身のブランドLEMUIRIA, Lux Siam, Flower Poem, YIMSUを手掛ける。
【ブランドコンセプト】
古代文化や宗教、信念や遍歴を作品の中で進行させる。
AFF Vietnam
Designer Dao Le Dieu Anh
Label dieu anh official website
- 【プロフィール】
1998年、SEIKO AWARD受賞 - 2002年にFine Art University(ホーチミン)卒業後、L’Ecole dela chamber Syndical de la Couture Parisienne(フランス)に留学
- 1999年、「サイゴン300周年記念セレモニー」にてスワロフスキー主催のファッションショーに参加
- 2000年、「ハノイ990周年セレモニー」のDragon Land Show(ファッションショー)参加
- 2005年、自身のブランドdieu ahnを立ち上げる
- 2010年、Tokyo新人デザイナーファッション大賞 受賞
【ブランドコンセプト】
ベトナムの生活、風物詩、風刺などが描かれるDong Ho版画のイメージに、独自のアレンジを加え、新たな図柄を考案。デザインに若さや新鮮さ、力強さを吹き込みAsian Aspirationを表現。
(5) AFF大会 関連イベント 見学
BLUEPRINT 5月17日(金)15:00~16:30 Pit Building
場内に設置された「AFFブース」や、各国から出展したブランドを見学した。
≪BLUEPRINT概要≫
アジアを中心に世界のアパレルブランド約180社が集まる国際見本市。来場者数は、約9,000人、世界各地から300名を超えるバイヤーが集まる。会期後半2日間は、一般消費者向け「ブループリントエンポリアム」を実施。出展ブランドが展示アイテムを販売し、一般消費者・観光客約7,000人を集客する。今回は、AFFファッションショーに参加した6カ国デザイナーが、自身のコレクションを展示すると共に商談に臨んだ。
【主催】 Blueprint Group Pte Ltd 《Textile and Fashion Federation(AFFシンガポール事務局)、MP Asia Pte Ltd、Mercury Marketing and Communications の合弁会社》
AFFコーナー |
シンガポールデザイナーブランド「a.w.o.l.」ブース (2012年東京大会・ファッションショー参加) |
展示商談会「Blueprint」内風景 |
Audi STAR CREATION カプセルショー 5月17日(金)18:00~18:30 Pit Building
前年の「Audi STAR CREATION」入賞者によるファッションショーを見学した。
≪Audi STAR CREATION概要≫
2010年より開催されるアジアの若手デザイナー発掘コンテスト。2012年は、13ヶ国から255人、2013年は16ヶ国から355人がエントリーした。入賞者には、アウディ・シンガポールから1万シンガポールドルや、大手アパレルFJベンジャミンでのインターンシップ等の特典が与えられる。
【主催】 Textile and Fashion Federation(AFFシンガポール事務局)
カプセルショーの様子 | |
(6) 産業観光
ファッションストリート 5月17日(金) 11:00~11:30
新進クリエイターが多く出店するファッションストリート「Haji Lane」を訪れ、シンガポールの小売店の様子や最新トレンドを視察した。
Haji Lane | |
Haji Lane 沿いのショップ |
PARCO NEXT NEXT 5月18日(土) 10:00~11:00
- パルコ・マリーナベイ店内に若手デザイナー支援エリアとして設置されている「PARCO NEXT NEXT」を訪問。パルコご担当者の案内の元、180坪のスペースに現在21組のブランドに売り場を提供している店内や、各ショップのクリエイションを見学した。
- ≪PARCO NEXT NEXT概要≫
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シンガポールの若手デザイナーを対象とし、育成とビジネスサポートを目的に2010 年3 月にスタートしたインキュベーションプロジェクト。主な支援として、パルコの店舗を活用した販売スペース提供や、18ヶ月間のクリエイティブ・ビジネス研修提供がある。
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【運営】 PARCO Singapore Pte Ltd とTextile & Fashion Federation (AFFシンガポール事務局)が、スプリング・シンガポール (起業家支援を担う政府機関)の資金援助を受け、合同で行う。
PARCO NEXT NEXT 店内 |
(7) 生活文化視察
プラナカン博物館 5月16日(木) 15:30~16:30
「プラナカン文化」を紹介する博物館を訪れ、東西交易の要衝であったマレー半島やシンガポールならではの、様々な文化が融合し独自のスタイルに形成され今に伝わる伝統文化に触れ、近未来的なイメージとは異なるシンガポールの側面を認識した。
ミャンマー・ヤンゴン市内 5月18日(土) 9:30~10:30
経済発展を続けるヤンゴンの様子を見学。
まず、新しいライフスタイルの象徴とも言える市内最大規模のショッピングセンター「ジャンクション・スクエア」を内覧した。こちらは、2012年3月にオープンし、総売場面積27,900m²に、ショップ、銀行、シアター、飲食店を包括する。日本からは、百円均一ショップ「ダイソー」が出店し1800チャット(約180円)均一にて日本製品を販売。また、上層階のレストラン街には、ミャンマー人経営の和食屋「Little Tokyo」がラーメンや寿司を提供している。
一方、伝統的な生活仕法である市場「ボジョーアウンサン・マーケット」にも訪れた。こちらは、イギリス植民地下にあった1926年に建設された建物を現在も使用。重厚感漂う屋舎の内部では、小さな店舗が隙間なく並び、地元の買い物客や観光客で賑わう様子が覗えた。
都市部のファッションについては、市場経済の発展とは別に、民族衣装である巻きスカート「ロンジー」の着用や、樹液から作る「タナカ」という日焼け止めの使用など、従来のスタイルを保つ人々が多く見られた。
街の様子 (幹線道路の渋滞) | 街の様子 (建設ラッシュ) |
DAISO (ジャクソンス・スクエア内) | ボジョーアウンサン・マーケット 外観 |
ボジョーアウンサン・マーケット 内部 | |
「タナカ」を作る女性 | 「ロンジー」を着用する人々 |
(8) ミャンマー進出企業関係者との懇談会
5月18日(土) 17:30~18:30 Sedona Hotel Yangon
三井物産株式会社ヤンゴン事務所所長をお招きし、市場開放に伴い目覚ましい経済発展を遂げるミャンマーの現状、急速な成長による問題点、ミャンマーの国民や市場の特性などを解説いただき、懇談会を実施した。